イン・ザ・ヒーロー | シネマド館

シネマド館

世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

やーっ!

イン・ザ・ヒーロー

(2013年/日本/124分)



監督:武正晴


【ストーリー】

下落合ヒーローアクションクラブの社長にして、その道25年のスーツアクターである本城渉(唐沢寿明)。数年ぶりにヒーロー番組の劇場版作品に出演した彼は、一ノ瀬リョウ(福士蒼汰)という人気若手俳優と出会う。ヒーロー番組に敬意を払わないリョウと対立するも、ある出来事を契機に本城は彼と絆を育むように。そんな中、日本で撮影中のハリウッド大作で、落下して炎にまみれながらノーカットで殺陣を繰り出すクライマックスに出演する予定だった俳優が、恐れをなして降板。慌てたスタッフは、本城の評判を聞き付けて出演をオファーする。(シネマトゥデイさんより)


【かんそう】

やっと10月鑑賞分の感想ですわぁ~えへへー




待ち望んでいた映画ですが観に行くのがちょっと遅れました・・・



もう、誰が出てるか、とか知らなかったです。

主演の唐沢さんだけは知ってましたが。


一体どんなお話の映画なのかもようわかっていませんでした。

スーツアクターのお話やんなぁ、ということだけは知ってましたが。




とにかく、武正晴監督作品ということであれば!!ということで観に行きました。


昨年、単館上映での武監督作品『EDEN』『モンゴル野球青春記 バクシャー』を観ました。


2本ともじんわりしつつ、ユーモアもあり、面白かったのを覚えています。



その武正晴監督が!!

たぶん、初のビッグな商業映画ちゃいますやろか?!



もちろん監督と面識なんて一切ありません!!


ただ、『モンゴル青春野球記』の時、舞台挨拶をいそいそと観に行ったのですが、観客が初日にも関わらず、また、舞台挨拶にも関わらずえっらい少なかったこともあって、なぜか勝手に親近感を感じているのです。




あー。

イン・ザ・ヒーローの舞台挨拶はきっと満席だったんだろうなぁー

これは何かのキャンペーンかな?

武監督笑顔でガッツポーズしてるしー




で、映画の方は、と言いますと。


つっこみどころはたくさんありましたが、でも、唐沢さん演じる本城渉の仕事にかける熱い熱い想い、夢、信念がストレートに伝わってきました。



あの本城渉は唐沢寿明さんそのものではないでしょうか?!



というくらいに熱い男でした!



唐沢さんご自身もスーツアクターの経験があるとかで、練習のシーンではまーったく違和感なし!!

空中でくるっと前転するのもお手の物でした!



そして、性格わっるー!な新人アイドル俳優役に福士蒼汰くん。

じぶん先輩です。


「あまちゃん」の時から、今まで、全部見たわけではありませんが、私は彼の演技に感動したことは一度もありませんでした。


今後大丈夫か?な気持ちの方が大きかったのですが、今回のこのいっやーな新人・一ノ瀬リョウ役は妙にはまっていてよかったです。




熱い男本城渉との出会いで少しずつ変わっていく一ノ瀬リョウ。


リョウの夢を渉が「いい夢持ってんじゃねぇか!がんばれ!」と真剣に聞く姿にじーん・・・



渉はたとえ無茶な夢でも、人の夢を「むりむりー!」て絶対言わない人なんやろうなぁ、と思いました。




だって自分の夢もずーっとあきらめずに頑張ってきたんだもんなぁ。



もちろん頑張ったところで夢がかなうなんて保障はないです。


スーツアクターの仲間も自分に見切りをつけてやめていったりします。




でも、私の好きな言葉(今もしがみついている言葉)に誰が言ったのかはわからないのですが


「たとえ可能性は低くてもあきらめない限り可能性は0ではない」


というものがあります。


あきらめたらもう、そこで終わりやもんなぁ・・・と思いながら観ていました。



また、渉のすごいなぁ、と思うところは夢をあきらめない、だけではなく、自分の仕事に誇りと信念を持って真剣に取り組み続けているところです。


そしていつチャンスが来てもいいように準備(訓練ですな)しているところ。



あのストイックな姿には頭が下がります。






そうして訪れた大チャンス!!


スーツアクターではなく、夢の顔出し出演!!


めーーっちゃ「それ、普通に考えても無理やん」な演出での出演でした。


さぁー本城渉はちゃんと演じきれるのでしょうか?!






この映画、なかなか面白かったです!!


内容的にはベタな部類に入るのかもしれませんが、なまっちょろい中途半端な私にはじーんと来ました。

また、スーツアクターを主人公とした設定は変わっていて面白かったですし、本城渉、そして周りの登場人物たちのキャラもとてもよかったです。


私は思いがけず大好きな小出恵介さんをスクリーンで観ることができて嬉しかったわラブラブ


うふラブラブ




ただ、ほんまつっこみどころは・・・いくつか・・・ある・・ん・・・です・・け・・ど・・・



いえ、でも、やっぱり観てよかったなーと思える作品でした。





クラッカーくうこのおまけクラッカー


・本城渉が裏方さんたちの仕事の大切さを語るシーンも大好きです。裏方さんを大切にするところは、この映画より少し前に観たイヴ・サンローランともかぶったかなー。


・裏方の美術さんを演じていた小宮さん(コント赤信号の)が生粋の職人さん!と言う感じですっごくよかったです!!!


・個人的には美咲さん(黒谷友香)がつくる特製イカ墨パエリアたまごのせだっけ?なんか忘れましたが、とにかくその実物が見たかったです。


・レストランのシーンには笑ったけど、私もあの娘ならちょと・・いやだいぶ恥ずかしいわ・・



うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ


ありがとうございました☆