(2013年/日本/129分)
監督:熊切和嘉
【ストーリー】
奥尻島に猛威を振るった津波によって孤児となった10歳の花(山田望叶)は遠い親戚だという腐野淳悟(浅野忠信)に引き取られ、互いに寄り添うように暮らす。花(二階堂ふみ)が高校生になったころ、二人を見守ってきた地元の名士で遠縁でもある大塩(藤竜也)は、二人のゆがんだ関係を察知し、淳悟から離れるよう花を説得。やがて厳寒の海で大塩の遺体が発見され、淳悟と花は逃げるように紋別の町を去り……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
この作品は今年の6月に開かれた第36回モスクワ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞し、そして主演の浅野忠信さんは主演男優賞を受賞されました。
おめでとうございます!!!
と、いうことでやーっと7月鑑賞分の感想がはーじまーるよー!!!です。
もうすぐ7月も終わぁっちゃーうよー!!!なのですが。
主演のお二人、そして周りの俳優陣、極寒の地・奥尻島での閉じ込められたような、あそこだけ切り取られたような空間、流氷のきしむ音が更に不穏さをあおる・・・などなどスクリーンのこちら側としてこの「映画」をとらえると最後まで目が離せなく、なかなか見ごたえがあった作品だったと思います。
でも、もし、自分があの中の人間関係に入り込んだ一人だったら・・・
二人の関係性を知ってしまったのであれば・・・
あかんわ。
引くわ。
ドン引きや。
です。
もう、救いようがない。
淳悟が。
花が。
二階堂ふみさん演じる「花」ですが、もう、「女の子」の時代からしっかり「女」でした。
こわいわー!でした。
淳悟にあやつられているようで、実は淳悟を操ってましたね。
多分一生操りますね。
『私の男』かぁ・・・なるほどなぁーと思いました。
くうこのおまけ
・特に北海道パートの映像が美しいなーと思っていたら撮影は近藤龍人さんでした!!最近では『そこのみにて光輝く』を撮影されてましたね。
・花と淳悟の部屋で、BGM的に朝のラジオから流れてきた流氷がらみのニュースがあったのですが、「そんなことあるんや!!」とニュースの内容にびっくり。
でもそのあと「そんなことあるんや!!」が起こったので二度びっくりしました!!
うりぼう4つ:
ありがとうございました