(2012年/中国/108分)
監督:チャオ・リンシャン
【ストーリー】
8年前に赤壁の戦いに勝利した曹操(チョウ・ユンファ)は魏王と称され、全ての権力を掌中に収めていた。実質的には何の力も持たない献帝は、ひそかに曹操暗殺計画を実行に移す。一方、刺客として特訓を受けた穆順(玉木宏)と霊雎(リウ・イーフェイ)は密命を受け、それぞれ宦官(かんがん)と侍女として曹操に接近する。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
どうでもいいですが、監督のお名前はカタカナにすると
「ちゃん・りん・しゃんっ♪」
みたいですね。
ヤングな方にはわかりづらい昭和ネタですみません。(逆にわかる方いらっしゃるかしら?!)
さて、おなじみ「中国語映画だから」という理由だけで観に行ったシリーズです。
日本のおっとこまえ俳優玉木宏さんが出演されています。
海外映画初出演です。
口パクです。(海外映画ですもんね)
頑張っておられました。
でも、なぜこの映画に出ようと思われたのでしょうか。
そして中国側はなぜこの役に日本人俳優を起用しようと思われたのでしょうか。
・・・本当にファンの方には申し訳ないのですが、玉木さんである必要性が全くわかりませんでした。
でも、まぁ、ええ役やったからよかったなーとは思います。
玉木さんのお相手は女優リウ・イーフェイ。
彼女は「霊雎」という女性を演じています。
霊雎の母は絶世の美女という伝説が残っている呂布の妻「貂蝉」
そうそう、貂蝉は中国四大美女の一人でもありますよね。
貂蝉も回想シーンで出てくるのですが、同じリウ・イーフェイが演じています。
絶世の美女・・・というよりはかわいらしい、というイメージの方が強い女優さんなのですが。
おれ、海外デビューしちゃったぜ。キリッ
霊雎と穆順は小さいころ二人してさらわれてしまい、刺客としての訓練を受けて育ってきた。
さー!いざ曹操暗殺のために働くのだーーーー!!と、仲間たちと共に世に放たれるのですが、穆順は宦官として、そして霊雎は侍女として宮廷へ。
そんな二人は何かあるたびに夜、こっそりと逢って曹操の暗殺について話し合ったりお互いを思いやったりするのですが・・・
もう、この密会がハラハラしっぱなし。
こっそり感があんまりなくて観てる私が見張り役みたいにキョロキョロしてしまったよ。(心の目で)
この暗殺の標的である曹操。
チョウ・ユンファが演じているのですが、さすがでした。
貫録ありありでしたし、独裁者的な一面もあれば、孤独でどこか自分の運命を憂いているような表情もあったりで、見ごたえがありました。
見ごたえがある、といえば、美術セットや衣装!!
半端なく美しかったです。
さっすが製作費約16億円!
ちなみに美術は三谷幸喜作品も手掛けていらっしゃる種田陽平さんです。
音楽担当にも梅田茂さんという日本人の方がいらっしゃいます。
・・・うーん。やはり玉木さんのセッティングといい、日本人スタッフの参加といい、元々日本人を起用する意図があったのでしょうか。
私個人的には特にどうってことのない可もなく不可もなく・・な作品でしたが、意外と好意的な意見が多いので、こういう中国歴史ものが好きな方は楽しめるかもしれません!!!
くうこのおまけ
・寝ているシーンを上から撮っていてカメラをゆっくりとくるくる回しながら上にあげていく・・・・というのを、この手の映画でよく観るような気がします・・・気のせいかな?
・チラシに俳優名と代表作が書かれているのですが玉木さんの主な代表作は『のだめカンタービレ』なんですね。
・チョウ・ユンファと私のかかりつけの歯科医の先生が似ていました。せんせー!
うりぼう3つ:
ありがとうございました!
みなさま楽しい週末を~☆