昨日、大阪限定販売のお菓子についてちょこっと書かせてもらった。
1月下旬、新聞にちょうどそのことについて書かれていた。
グリコの高級ポッキー、亀田製菓のハッピーターンズ、ともに2012年生まれ。
相次ぐ百貨店の改装のタイミングで生まれた。
しかもこの高級版はいずれも大阪生まれ。
仕掛け人の存在がそこにはあったそうだ。
その方は高島屋の方。
2011年3月に増床改装したとき、食品バイヤーだったそうだが、昔ながらの贈答用菓子が売れにくくなった悩みを抱えていたそうだ。
もっと安く気軽で今風のお菓子があれば・・・と思いついたのが「柿の種」
老舗の「とよす」と亀田は資本業務提携していたので、試行錯誤の結果生まれたのが変わり種の
だそうだ。
一連の高級版の元祖である。
だが、ここは大阪だけの限定ではなく、全国展開しているそうだ。
次に声をかけたのが「グリコ」
話題性を高めるため、建て替え増床を控えていたライバル店阪急うめだも誘った。
三社で1年半話し合ったそうだ。
なるほどなるほど・・・
じゃぁ、こんなに大阪で売れているのになぜに全国展開せぇへんのか。
私は「希少価値」が下がるからかなーと思っていた。
確かに、それもあるだろうが、実はメーカー側の事情が背景にあるようだ。
全国で売るのに必要な数を作るには設備を増やさなければならない。
↓
んなもん数億円単位のお金がかかるがな!!
という、なんともわっかりやすい事情である。
グリコのバトンドールの場合、各地の工場の空き時間や余剰スペースを活用して対応しており、簡単に「はい増やしましょー」というわけにはいかないようだ。
カルビーは現在チョコをコーティングした かっぱえびせん YUTTE(結って) を販売しているが、店舗では阪神百貨店でしか買えないそうだ。(オンラインでは販売中)
カルビーもまた、全国展開となると、希少性がなくなるし、生産設備を整えなくてはあかんしなー、ということらしい。
記事の結びには「むしろこのレアさが今日もまた、行列を呼ぶ」とあった。
「地域限定」とか「限定もの」に弱い人は多いと思う。
私も「大阪限定」というからハッピーターンズに並んだし・・・。
それに私自身「これ、○○限定やねーん」といただいたら、やっぱり「おー!!」と嬉しいし。
ほんと、いつでも行列ができている「バトンドール」と「ハッピーターンズ」
次の新しい「限定もの」ができるまではこの人気はまだまだ続くんかなー