ペーパーボーイ 真夏の引力
(2012年/アメリカ/107分)
監督:リー・ダニエルズ
【ストーリー】
1969年フロリダ、ある問題によって大学を追われた青年ジャック(ザック・エフロン)は、父親の会社で新聞配達を手伝うだけの退屈な日々を送っていた。ある日、新聞記者の兄ウォード(マシュー・マコノヒー)が、以前起こった殺人事件で死刑の判決が出た人間が実は無罪かもしれないという可能性を取材するため、実家に帰ってきた。そしてジャックは、兄の手伝いをすることに。取材の過程で死刑囚の婚約者シャーロット(ニコール・キッドマン)に出会ったジャックは、彼女の美しさに魅了されてしまい……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
すんごいおもしろかった。
こう、健全なワクワク感を引き出してくれるようなおもしろさではないのだけど、最後までノンストップのおもしろさがあった。
登場人物も濃いーの
内容も濃いーの
おまけに展開も濃いーの
でも詰め込みすぎ感はないーの
もう、あのうだるような暑さ、湿地帯のじめじめさ、登場人物たちの生々しさ、そして頻繁に出てくる「臭い」の形容。
画面からにおってくるはずもない「臭い」が鼻をついてくるようだった。
しかもあの濃密な人間関係や背景、歴史、展開に息苦しささえ感じた。
すごくスピーディに感じる部分もあればどよよ~んじめりぃ~んと鈍い進みに感じるところもあったりでメリハリがきいておりあっという間の107分。
もう、最初の殺人事件なんて途中で忘れてたしね。
その事件以上にスクリーンの中の登場人物たちの言動が強烈だったし。
結局最初の殺人事件なんて結局は話に入り口にすぎないんでしょうけど・・・。
ひと夏の○○
という表現がよくあるけれど、この映画もまさにひと夏の○○という表現がぴったりの映画。
一生忘れられへん夏やと思う。
そりゃあんなことあったら・・・誰でも忘れられないわな。
私にとっても相当強烈なパンチを浴びせてくれた映画である。
今思い出してもすんごかったなぁ・・・と思うし・・・。
ニコール・キッドマン・・・やっぱり大女優!!!と改めて思いました!!
着ているシャツがどれもレトロでかわいーの
もー大物俳優女優の怪演を観るだけでも価値があるのではないでしょうか!!!
うりぼう5つ:
ありがとうございました