コンプライアンス~服従の心理 | シネマド館

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んなあほな・・・
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コンプライアンス~服従の心理

(2012年/アメリカ/90分)


監督:クレイグ・ゾベル


【ストーリー】

トラブル続きの金曜日の朝、アメリカのファストフード店店長サンドラ(アン・ダウド)は仕事でてんてこ舞いしていた。そこへダニエルズ警察官(パット・ヒーリー)と名乗る男性から電話が入り、店員のベッキー(ドリーマ・ウォーカー)に窃盗容疑が掛かっていると告げる。サンドラは彼の指示に従い、ベッキーの身体検査をすることになり……。(シネマトゥデイさんより)


【かんそう】


あかんあかん!!あかんで、これは!!!


なんでわからん?!


おっかしぃやんかぁぁぁ!!!


私やったらこうする、ああする・・・・ぶつぶつ・・・




と、スクリーンを見ながら何度も心の中で叫ぶ私。



でも、それは私が第三者だからであって、実際あの場にいたらわからんよな・・・

同じように騙されていたかも。



「警察」という言葉にこうも簡単に人々は信じて服従するのか、と思うとすごく怖い。



でも、私も車を運転していた頃、何もしてないのにパトカーが後ろについただけでめっちゃドキドキしてたもんなぁ。


・・・それとは違うか。




最初はすぐに終わると思われた持ち物検査に身体検査。


しかしそれがどんどんエスカレートしていき・・・・


だれが見ても「それおかしいんじゃね?」な事になっていく。



でもその電話と行為について誰も何も疑わないという恐ろしい状況。




ほんとどれもこれもおかしいのだが、一番おかしいんちゃう?と思うのが店長の婚約者が来て、その疑われている女の子を監視すること。


しかもその女の子は裸にエプロンの状態。



それは店長あきませんわ。シネマド館-否



完全部外者・・しかも男性に裸の女の子を監視させたらあきませんって。



一人その女の子と仲の良いバイトの男の子が「おかしい!」を連発するのだが、連発するだけで不発。




んで、この犯人はまたわざわざクソ忙しい金曜日を狙って電話してきているのが巧みなところ。


みんな忙しすぎて仕事以外のトラブルに対して正常な判断ができない・・・という部分もあるんじゃないだろうか・・・というのを見越している。


これがめっちゃ暇な平日のお昼とかやったらまた状況は変わってたかもしんないね。




もうねぇ・・・終始イライラしっぱなし。


カメラも事件の核心をぼかすかのように中心とはちょっとそれたところをぐるぅぅぅっと撮影したりして、それもまた「ちゃんとはっきり見せてや!」とイラっとする要因だったかもしれない。



とにかく電話一本であそこまで騙してしまう犯人にイライラ。


そして、何も悪くない、騙されてしまう皆さんにもイライラ・・・・


裏を返せば「警察です」、という人の言葉を信じてその通りに動いてしまう善良な市民。

対応はおかしいにせよ、言うたら彼女たちは何も悪くない。

彼女たちもまた騙されているわけだ。



でも、事件解決後、その女の子はファーストフード店を訴える。

請求額は日本円で6億だったかな?



そりゃそうやわな。



その女の子にとったら、店側にも責任あるやろ!ってな話になるわな。




この事件・・・同様の手口でアメリカでは既に70件以上被害があったそうだ。シネマド館-慌




・・・・日本でも振り込め詐欺がなくならんのがこれ見てなんとなくわかったわ。


手口が巧妙云々っていうのもあるやろう。


でも、人の心理ってほんとわかんない。

知らないうちに動かされていること多々あり・・・やね。



私も気をつけているつもりでもいつどこで騙されるかわかんない。



イライラしながらもゾゾーっとする映画だった。シネマド館-引




うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊




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ありがとうございました☆


みなさま楽しい週末を~♪