奇跡のりんご
(2013年/日本/129分)
監督:中村義洋
【ストーリー】
1975年、秋則(阿部サダヲ)は青森県弘前市で妻の美栄子(菅野美穂)と共にリンゴを栽培していた。彼は、年に十数回にわたり散布する農薬が原因で皮膚に異常をきたしてしまい、寝込むこともある妻の体を心配して無農薬でリンゴを育てることを心に誓う。だが、農薬を使わないリンゴ栽培はその当時「神の領域」ともいわれ、実現するのは絶対無理だと思われており……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
私は果物の中でリンゴが一番大好きだ。
つい最近まで毎日食べていた。
今も売ってはいるけれど、今はグレープフルーツにシフトチェンジ~!!
て、そんな話はどうでもよい。
『奇跡のりんご』である。
これ、ほんと美味しいんですってね。
でも予約が何年か埋まってるそうで・・・・
一度食べてみたいものである。
いや、だから映画の話ね。
私は伝記物の映画というのはあんまり好きではない。
だって、感動するのわかってるやん。当然やん。
な、ところがあるから。
それでもアウンサン・スーチーの映画はなぜか今でも大好き。
結局私の好き嫌いなんだろうね。
で、これもどうも手放しで感動するからみんな観てーーー!!とは言えない自分がいる。
巷の評判もいいし、みなさん感動する、と言うからいい映画であることは確かなんよ、きっと。
もちろん観ている時は私も感動したし泣いた。
私自身もこの映画自体とっても素晴らしかったと思う。
夫婦の愛情物語としてもとっても感動するし、菅野美穂さん演じるブレない奥さんの存在も素晴らしいと思った。
阿部サダヲさんだって、そう。
ほんと素晴らしかったし、やっぱこの人にコメディやらせたらピカイチよねーと思わせるくらいの笑いを私にくれたし、それをこの感動映画にチョコチョコ入れた中村監督はやはり基本お笑い好きの人やわ、この人、とも思った。
もう、木村さんの学生時代のエピソードなんて爆笑もんだから。
中村監督はこういう男子の青春もの描かせたらほんまうまいなーと思う。
こーんだけええところたっくさんあるのに、なぜか私にはしっくりこなかったのだ。
上映中の私を観ている人がいたら「あんなに泣いて笑ってたのにぃ?!」と驚くであろう。
結局・・・・感覚のもんですかね。
「奇跡のりんご」と呼ばれるりんごではあるが実は「努力と苦難の末に出来上がった」という前置きが付く奇跡のりんごでもある。
11年だったかな?迷いながらもずーっとがんばり続けた木村さん。
そしてあんだけ貧乏になって苦しかったのに一切ブレることのなかった奥さん。
もう一人・・・奥さんのお父さんもとっても立派な素敵な人だなぁ・・・と思った。
出来上がって本当に本当によかったわぁ~とホッとしたよ。
で、一度は食べてみたいものである。←結局そこかーい!
うりぼう3つ:
ありがとうございました☆