愛さえあれば | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

あの年齢であの赤いワンピが似合うのが羨ましい!!!
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愛さえあれば

(2012年/デンマーク/116分)


監督:スサンネ・ビア


【ストーリー】

愛妻の死を引きずり、仕事一筋で子どもとも連絡を取っていないデンマーク在住のイギリス人フィリップ(ピアース・ブロスナン)。乳がんの治療に苦しんだばかりというのに、夫が自分より年下の女と浮気しているところに出くわしてしまった美容師イーダ(トリーヌ・ディルホム)。それぞれの息子と娘が結婚式を挙げる南イタリアのソレントで出会った二人は、お互いの心の傷を癒やすように。一方、彼らの子どもたちは挙式を目前に控えながらも、心に迷いが生じていて……。(シネマトゥディさんより)


【かんそう】


前作「未来に生きる君たちへ」でがっつりはまってしまったスサンネ・ビア監督。



なので、他の作品全然知らないのだが他作品の中にはこの作品のような作風もあるのかしら?



前作とはガラッと印象の違う作品だった。


でも、この監督さんも日本の西川美和監督同様人間の本質的な部分を描くのがすごくうまいなーと思った。


いや、そのあたりは脚本の力かしらね。

西川監督はご自身でも脚本をお書きですものね。



この作品も老若男女の人生の酸いも甘いも苦いも辛いも(?)ちゃんと描かれていた。


でも、舞台がイタリアだからかわかんないけどなんか終始明るい雰囲気ではあったかな。

これがまた風景がずーっと鉛色で一生雪が降り続いているような場所だったりするとくらーいおもーい雰囲気になりそうだけど。



そしてなんかもう絶妙な大人のラブコメ要素もたっぷりで結構勘違い男&女が出てきたりしてイライラしたり笑ったり。
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ほんまアホはいくつになってもアホでおますな。(自分も含む)




この映画では「自分に正直になる」というのがどれだけ自分の幸せに直結しているかということを感じた。


わかっていることだけど、なっかなか難しいよなぁ。





いろんな人生の選択のシーンがあると思う。


その時は確かにそれがベストだと思って選択する。




だけど・・・・




もし・・・「やっぱこっちちゃうん?!」と気づいてしまったら。




選択の変更に遅すぎることはないだろうが、「やっぱこっちに行くわ」というのってすっごい勇気いるよなぁ。


しかも「夫婦」間のことだったら相手のあることだしさ。




でも、やはりそこは「自分」について言えば、「自分に正直になる」が一番の答えであって一番後悔しない選択なんだろうな。


その時は相手のこともひどく傷つけるだろうし、お互いにとって100%の答えじゃないかもしんない。

夫婦によっては相手のことを想っての選択が自分の選択・幸せ、という人もいるかもしんない。


だから「自分に正直」がどんな場合でも正しい、とは言い切れないけれど。


この映画に関しては「自分に正直になる」ことで幸せをしっかりキャッチしていたなぁ。




観終わった後、なぜかとってもすっきりしていた。


この日、1日3本鑑賞していて、その最後の作品だったのに全然疲れてなかった。


この映画の笑える部分だったり、イタリアの風景や空気感を感じることができたのがその爽快感なのかしら・・と思ったりしたけれど、多分、登場人物たちの最後の選択がどれもお見事ですっきりした、と言う方が大きいかもしんない。



私が結構な年齢だから感じるのかもしれないけれど、なかなか素敵なお話でした☆

自分の憧れもあるのかもしれないね。



クラッカーくうこのおまけクラッカー


イーダとフィリップのダンスシーンがもう・・・最高に素敵なのです!!!


あの「赤」のワンピースもすごく似合っていて素敵だったけれど、ラストに着ていた「黄」色のワンピースもとっても素敵だったなぁ。



私・・・ワンピース持ってないなぁ。





うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊




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ありがとうございました☆


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