4月21日(日)晴れ
こちらを鑑賞してきました☆
GW前ですけど。
非常に作品数が多く、とても見ごたえのある展覧会でした。
その中でも私がお目当てだったのはただひとーーーーっつ!!!
伊藤若冲
です。
私は彼の作品が好きで好きでたまりませんのや。(って普段使わないような関西弁)
とはいえ、今回は2点だけの展示。
それでも観たことのなかった作品でしたのでとっても嬉しかったです。
オウムの絵は、若冲さんらしい色遣いだったし、「十六羅漢図」では、私はよくわからないのですが、若冲さんお得意の「節目描」という技法が使われた絵だったそうで、見ごたえありました!!
あと、今回初めて知ったのが曽我蕭白さんという画家。
今回のメイン中のメインである『雲龍図』の作者。
この龍の絵。
本来なら頭・胴・尾の三部分からなるのだが、今回は頭と尾っぽ。
それでも美術館に収められた当初は襖からはがされた状態でとても公開できる状態ではなかったそうです。
今回、修復されたおかげで私たちも鑑賞することができたのです!!!
しっぽと頭の部分だけ、と言ってもとても大きな作品でした。
すごく迫力あったし、表情もなんとなくユーモラス。
おもしろいなーと、ずーっと観ていられる感じ!
彼の描く絵は、これ以外にも何点か展示されており、どれもなーんかユーモアがあったり、躍動感があっていきいきとしていたり、で、観ていてとても楽しかったです。
彼自身奇矯な言動をする画家だったようです。
今回の展示で一番人が並んでいたのが第二章で展示されていた「二大絵巻」
ひとつは吉備大臣入唐絵巻
これがすっごくおもしろくて、登場人物の表情も豊か!漫画読んでいる感覚。
吉備大臣が唐に行って大活躍する冒険物語なんだけど、みなさんじっくり読んでいらっしゃったのもわかるなぁ。
今の時代にあったとしても、すんなり受け入れてもらえそう。
そしてもうひとつが平治物語絵巻
こちらは軍記「平治物語」を絵にしたもので、ドラマティックな展開が!!!
絵も迫力がありました。
仏像や仏画の展示も多く、日本に残っていたら間違いなく国宝や重要文化財の指定を受けるのではないか?という品々だそうです。
なぜボストン美術館に?!というのは展覧会内にも説明がありました。
全部ではないと思いますが、社会情勢の変化により、美術品が二束三文で市場に出回っていた時期があったそうです。
そこで日本の古美術の価値を高く評価し、保護や研究に熱心だったフェノロサやビゲローが買い付け、今にいたる・・・といったものも多いそうです。
なので逆に感謝ですよね。
文化ってやっぱり意識して守らないとずざざざざーとなくなっていきますな・・・
今回もいい作品展で楽しかったです☆