スタンド・バイ・ミー
(1986年/アメリカ/84分)
監督:ロブ・ライナー
【紹介】
スティーブン・キングの短編小説「死体」をロブ・ライナー監督が映画化したノスタルジックな青春ドラマ。オレゴン州の小さな田舎町キャッスルロック。それぞれに家庭の問題を抱える4人の少年たちが、町から30キロばかり離れたところに列車の轢死体が放置されているという噂を聞き、死体探しの旅に出る。出演はリバー・フェニックス、ウィル・ウィートン、コリー・フェルドマン、ジェリー・オコンネル。(映画.comさんより)
【かんそう】
これを劇場で観る事ができるなんて・・・
夢にも思っていなかった。
しっかぁも!!
35mmフィルムで。
デジタルとフィルムの差って素人の私には雰囲気あるなーくらいしかわかんないのだが、デジタル移行の時代にこうやってフィルム上映してくださった劇場に感謝です。
ありがとうございます!!
塚口サンサン劇場 さん!!
本当に感激しました。
さて、映画の方ですが・・
昔観たときもキュンキュンしたのだが、年齢を重ねた今の方がきゅんきゅん度は大幅アップ!!
彼ら4人に対するきゅんきゅん度ももちろん今の方が断然アップ!!
いやぁ・・
年をとるってこういうことなんだよ。明智君。
映画としてはメリハリがあって刺激があって・・・というわけでもなく少年たちのゆるーい1日半。
でも少年たちにとっては最高のドキドキであって最高の冒険である。
私も少女時代には同じように秘密基地があったり、山に散策に行って半分迷って半泣きで帰ってきたり・・・
距離としてはとっても近いところでウロウロしていただけだったけど、初めて行く場所は最高にドキドキした。
私たちの心に響くのはそんな「冒険」の部分だけではない。
彼らの「友情」だってそうだ。
この映画の最後に「12歳の頃のような友人はもうできない」とあるが、私たち多くの大人も感じているのではないだろうか。
12歳とは限らないが、子供の頃や学生時代にできた友人は社会人になってからできる友人とはちょとちゃう感じがする。
この映画では4人の少年が描かれているがゴーディとクリスの二人の友情については中でも強く描かれている。
クリスには家庭環境に問題があったし、ゴーディには兄が死んで以来親から愛されていないのでは、という悩みがあった。
ゴーディの創作の才能を高く買っていたのがクリスであり、
お前の両親が守らないなら俺がお前の才能を守ってやる
というようなシーンでジーン・・
そしてまたゴーディもクリスに一緒に進学組に入ろう、という。
クリスは不良だけど頭はいいと知っていたのだ。
その後、ゴーディは小説家として、クリスは弁護士として大成する。
大人になってからいただいた励ましの言葉もありがたいし一生心に残るものもたくさんあるが、この多感な青春時代に大切な友人に言われた言葉もまた然り。
一生の宝物だろう。
そうそう・・・あの頃は・・・て自然と記憶と気持ちがよみがえってくる映画だった。
大人になって久しい方ほど、どっぷり浸れるような気がする。
劇場公開がまたあればぜひ観たいわぁ・・・
くうこのおまけ
少年4人とも素晴らしかったが、やはりリバー・フェニックスが断トツの存在感!!
仲間同士の握手、小指の誓い・・・どれもこれも彼がするとかっこええのよ。
Tシャツズボンインでも彼なら許すわ!!!
うりぼう5つ:
ありがとうございました