今回はザックリマイクについて書いてみたいと思います。マイクは生の音を録るのに絶対欠かすことの出来ない物。音楽に関係ない人だってそれなりに一番なじみのある楽器?なんではないかな。誰だって一度や二度、マイクは手にしたことはあるだろう、そんなマイク論。
マイクには大きく分けてコンデンサー型とダイナミック型って2種類あります。大体普通の人が想像するマイクって、ダイナミック型。カラオケとかに置いてあるアレ。コンデンサーとダイナミック、それぞれ大きな特徴、長所と短所がある。
ダイナミックマイク

まずダイナミックマイクは、コンデンサと比べると音質は劣る(何を基本に劣るというのかは謎)ものの、安価で、なにより丈夫で、手で持って少々乱暴に扱っても大丈夫(乱暴に扱えと言っているわけではない)。ライブステージやカラオケ、校長先生のマイクなど、みんなが一番目にするあのマイクで、用途も種類もコンデンサーに比べると広い。音質をコンデンサーと比べた場合、適切な表現が見当たらないけど、「曇った音」「こもった音」になりやすい。もちろんこれを、ダイナミックならではの音として、好んで狙ってる人にとっては、コンデンサーの方が劣るという表現になる。だから何を録るのか、どんな雰囲気を求めているのかってのは、人それぞれ違っていて当然であり、どちらが優れていて劣っているかって言う話ではない。一般的なダイナミックマイクの用途でよくあるのは、ライブハウスのマイク、音楽練習スタジオのマイク、ギターアンプの音を録るマイク、スネアを録るマイク、バスドラのマイクっていう感じでよく使われる。
コンデンサーマイク

一方、コンデンサーマイクはダイナミックマイクとほぼ反対の特長を持つ。つまり、高価で、繊細で、丁寧に扱わねばならない。どれくらい繊細かと言うと処女のクリちゃんくらい繊細なのである。非常に繊細だ。少し触っただけでビクンッとなってしまう。コンデンサーで録音する音は、空気感までも録音するくらいクリアな澄んだ音で録ることができる。だからコンデンサーの方がダイナミックに比べて、「音が良い」って言われガチな理由はここにある。特に「金物」と呼ばれる高い音を綺麗に録ることが得意で、ドラムのシンバル類やアコースティックギターやバーチャイムなどの金物パーカッションなどでは特にその力を発揮する。それだけでなく、ボーカル録音にも適していて、息遣いまで録れてしまうほど空気感をも録音するので、「生きた声」が録音できる。
ただし、取扱には何かと不便が生じる。マイク単体では作動しない。これはどういう事かと言うと、このコンデンサーマイクを作動させる為には、電源(電池)が必要であるということだ。マイクに電池を入れるものも中にはあるんだけど、一般的にはマイクの接続先(一般的にマイクプリアンプ)から電源を引っ張って来て作動する。これをファンタム電源と言い、+48Vとか書いてあったりもする。電源が供給されて初めて作動する。マイクはXLRと言われるマイクケーブルを使って通常マイクプリ等へ刺すのだが、その同じケーブルでマイクプリ側から電源が供給されるので、別途電源用コードがあったりとか、コンセントに刺すとかそういう行為は不要。だから見た目には電源が供給されてるのかされてないのか、わからない。
今じゃめっきり見なくなったけど、MDウォークマンとかで、会議やバンド練習を録音する際、

こんなような「プラグインパワー方式」のマイクを刺して使ってた人もいると思うが、これも基本的には同じ理屈で、本体側から電源がマイクに供給されて初めて作動する。つまりプラグインパワー非対応のマイク入力端子に刺しても、このマイクは作動しない。プラグインパワー非対応の入力端子には、マイク本体に電池を入れるタイプのマイクか、そもそも電源がいらないダイナミックマイクを使わなければならいが、今販売されているそういった機器、例えばハンディカムとか、大半はプラグインパワーに対応しているので心配いらない。が、念の為、外部マイクを接続する際は、そーいったことも注意しておくと良い。
今の時代MDウォークマンで録音している人は、おそらくワシのバンドの還暦を迎えたギタリストくらいで、おそらく

こんなようなレコーダーでみなさんはバンド練習を確認用とかで録ってると思う。マイクが内臓されているので、これがダイナミックなのか、コンデンサーなのかわからないと思うが、この写真のYAMAHA W24のような物は、紛れもなくコンデンサーマイクである。ちゃんと内部からマイクに向けて電源が供給されているということだ。
バンド練習スタジオにおいて、適切な音量バランス調整を行い、適切な位置にこういったレコーダーを置くと、たかがポチッとこんなレコーダーを押しただけで、素晴らしく綺麗に録れるのは、コンデンサーが高い音もしっかり集音して、空気感まで録音しているからであり、ダイナミックで録音したのと比べるとクリア度や臨場感がかなり違う。人間の耳ってのは、高音と低音がはっきり聞こえる(つまりドンシャリ)と、音がこもっていなくクリアだと、「いい音」として認識してしまう傾向があるので、現在のハンディレコーダーはほぼコンデンサーを採用しているのがほとんど。
繊細な音が録音できるコンデンサーマイクではあるが、マイク本体はワシの海綿体くらい繊細で、取り扱いに注意が必要である。まず気を付けなければならないのは、湿度。次に衝撃。この二つは必ず避けるようにしたい。自分のマラと同じくらい丁寧に扱っていただきたい。そんなこと言われなくたって丁寧に扱うとは思う。なぜなら高価であるから。1本20万とかするコンデンサーなんてザラで、金持ちじゃない限り、乱暴には扱えないだろう。でもたまにあえて海綿体を噛ませるとかいう乱暴なプレイを望む人もいるようだが、コンデンサーにはやらないでいただきたい。
繊細がゆえ、手で持つとハンドリングノイズがそのまま入ってしまうので、手で持つことはまずしない。もちろん手で持つタイプのコンデンサーもあるが、一般的に言えば、そうゆう使い方をしないのがほとんど。特にボーカルレコーディング用コンデンサーマイクは、よくPVとかに出てくるアレで、スタンドに立てて、且つ、ヘアゴムみたいなんで吊るされたショックマウントの上にのせるのが多い。なんでヘアゴム?コンドームじゃダメなのか?もちろん良い。例えばこんなもの。

スタンドに立てただけだと、床から音の振動がマイクスタンドを伝ってあがって、マイクがその振動を拾ってしまうから。さらにはポップガードと呼ばれるストッキングみたいな素材をマイク前に立て、爆裂音(ぱぴぷぺぽ)の時に生じる「吹かれ」や、高価なマイクに「よど」が付かないようにする。いかに繊細か。ワシなんてズボンの上からさすられただけで、イキそうになったこともあるくらいだから、両者ともよっぽど繊細なんだろう。
さて実際のワシが持っているマイクを簡単に紹介しよう。
<コンデンサーマイク>
RODE / NT2000

歌録り、アコギ録り、パーカッション録り等に。初心者向けのコスパモデルのコンデンサー。(コスパとは=JKコスプレをする時に、パンティは何色がいいんだ?の略)。特長は、見てまやぁ解ると思うけど、ツマミが付いてる。一番上のツマミが、マイクの指向性を選べるツマミ。全指向として360°全体的から音を録るのか、単一指向として正面からの一定方向からの音を録るのか、双指向としてマイク表裏両側から音を録るのかを選べる。通常は単一指向で使うんだけど、一つのマイクをみんなでわいわい取り囲んでコーラスとかやるとき全指向や双指向は使えるけどあまり出番はない。
次のツマミがハイパスフィルター。ローカットと言ったらわかりやすい。例えば、さっきもちょっと言ったけど、このマイクでスタンドに立てて録音しようとする時、繊細だもんで床から伝わってくる振動とかも拾ってしまうんだね。この振動は低い音(低い周波数)なんだよね。シンバルとか高い音を録る時とかには、そんな低い音は不要というか、そもそも基本的にはシンバルからそんな低い音は出ていない。人間の声を録る時も、その振動と同じ周波数帯の声を出す人もまずいない。だから不要なローを入る前に未然にカットしてやろうってのが、ハイパスフィルターなわけだ。20Hz~150Hzまで低音をカットする幅を調整できるので、録る相手が出す周波数帯をちゃんと把握していれば、余分な低音雑音を未然にカットできるというわけだ。20Hzなんて一般的に人間の耳で聞けるギリギリの超低音で、おまけにそれが雑音であるならばカットしておいた方がいいに決まってる。余談だけど、人間は個人差はあるものの、20Hz~20Khzまでが人間の聞こえる範囲らしい。もし、人間がコレ以上又は以下の音を聞けるとしたら、この世界はどんな音がするんだろって、たまに考える。イルカやこうもりと会話が出来るんだろうか?でも人間が聞こえるとされている20Hz~20Khz以外の音も一説によると出ている楽器も多く、なんならレコーディングされたCDにも入ってるらしい。聞こえないんだけど、それがグルーブを生んでるんだとかなんだとか。だからやみくもにカットカットするのも、考えものではあるので、上手に利用しなくてはならない。
3番目のツマミはパッド。これもミキサーとかアンプとか、いろんな機材にたまに書いてある。大体共通して言えることは、入力レベル(ゲイン)を下げることが目的。こいつを回すと録音しようとする音の大きさを10dbくらい下げてから信号を送ってくれるわけだ。PADって書いてあったりする。押し込むとー20db下げるよ、とかそんな感じで用いられることが多い。このマイクではどんな時に使うかって言うと、とんでもなく歌声がデカい人か、ギターアンプの近接録りのようなデカい音を録る時。通常のボーカルレコーディングくらいなら使うことはない。
AKG / C451B (ステレオペア2本セット)

AKGとはアーカーゲーと呼び、オーストリアの有名な音響機器メーカー。そのAKGの中でも世界的に有名なC451、通称「しごいち」の復刻版。上のNT2000と形は違うがこれもちゃんとしたコンデンサーマイク。こういった形をペンシル型コンデンサーと言ったりする。NT2000と大きく違う点は「本体重量」。つまり軽いということ。となると高い所へ設置しても軽いので重心も安定するので、主な用途はドラムのオーバーヘッドマイキングでシンバル等の狙い撃ちに適している。何も軽いからってわけだけではなく、シンバルがパリッとした感じで録れるのでこれからドラムレコーディングを始める人には是非ともオススメしたい。ただ、オーバーヘッドでシンバルを狙う場合、LとRで2本これが必要になる。お金がないからって、同じ物だからといって、1本ずつ買うのはやめましょう。なぜなら同じメーカー、ましてや同じ品番、ましては同じ店で、さらに言うと同じ日に、全く同じC451Bを買ったとしても、集音特性に個体差って言うのが必ずある。C451B/STという品番で、写真のようにケース付で、ステレオバー付きで、あらかじめ「ペアマッチング」が工場で行われた物が存在する。LRで使いたい場合は、必ずSTバージョンを買うことをオススメします。
<ダイナミックマイク>
SHURE / SM58

これはもう説明不要のグローバルスタンダード的なダイナミックマイク。どこのスタジオに言ってもどこのライブハウスに言っても、必ずといっていい程置いてある。安くて、耐久性に優れ、特にボーカルに最適な中音域特性で、大活躍なマイク。意外とスネアを録音するとエー感じに録れることもあるらしいので一度試してみる価値あり。バンドマンあるあるとして、スタジオに置いてあるSM58のマイクグリルは「つば臭い」。ここまでもがグローバルスタンダード。
SHURE / SM57

これもSM58と並び世界的標準ダイナミックマイク。主にギターアンプの近接録りやドラムのスネアを録ったりすることに使われることが多いが、案外これをボーカルマイクとして使っている人もいる。これ用!ってのは、はっきり言ってない。コレには適してますよ、ってのはあるんだけど、当の本人が気にいった音が録れるなら、何もその「定番」の道へ進まなくてもいいと思う。音楽ってそうゆうもの。安いのでSM58と同様、何本持っていても困らないので、お金がある時にちょくちょく買っておきましょう。
AKG / D112

通称ビッグエッグ。これもAKGの中では比較的定番のマイク。バスドラ集音用ダイナミックマイク。バスドラってのは、ご存じの通り「どんどん」とドラムの中では一番低音が出る所。低音っていうのは、空気の揺れが大きい。ウーハー(低音専用スピーカー)あるいは、低音が出る部分に顔だ手を当ててみると、「どんどん」と同時に「風」を感じることが出来ると思う。この「風=音圧」こそが、マイクにとって大敵で、ヘタなマイクでバスドラを録ると、その音圧に負けてボコボコしてしまう。その為、このような「耐音圧マイク」=「低音専用マイク」という物が存在する。低音を録音するのは、何もバスドラだけではない。ベースも低音楽器だ。ベーアンのキャビネットの近接録りにも十分使えるので、ドラムやベースを録るなら、是非とも持っておきたいマイク。
SAMSON / DK7

ドラムのマルチマイキングしたいんだけど、マイクマイクマイクマイクってそう何本も買えねぇよ!ってお嘆きの方用の初心者向けマイクセット。ドラム録音専用。セット内容はスネア用x1 タム用x3 バスドラ用x1 シンバル用ペンシル型コンデンサーx2の合計7本セット。コンデンサーが付いてるあたりが親切。オーバーヘッドでドラムのシンバルを狙い撃ち録りする際に使用する。後は普通にタム用はタム(どれも同じなので3本をどこに使っても同じ)、バスドラ用はバスドラ用、スネアはスネア用。タムのフープにつけれるアタッチメントが付いてるけど、これを外して、普通にマイクスタンドで立てた方がレコーディングには良い。こんなけのセットで3万とかかなり安価だけど一番最初に買うドラム用マイクセットとしては、これで十分。一番最初はこれを使いながら、1本ずつ増やして行って、最終的にはヤフオクへ旅立ちました。でも何かと最初の頃はコイツにお世話になったので、一応紹介しときました。ちなみに野蛮の国のサムスンではない。サムスンとか言うとどうしてもダサくいかがわしい商品であると思えてならない。
BEHRINGER / XM8500

でましたベーリンガー。なんとサウンドハウスで1本1780円。まさに衝撃特価。PAセットを貸してくれと頼まれた時など基本どーでもいい時に使用。この値段なら壊されても痛くない。(だからと言って壊していいという意味ではない)。ワシは少々古い人間なので、昔むかしのベーリンガーのイメージがそのまま残っていて、絶対買うことはないというメーカーの一つ。でも1780円という超越的低価格に踊らされ、買ってみた。使った所、レコーディングには使えそうにはないが、てきとーなゆるーいライブや校長先生のくだらないスピーチくらいなら十分に使える。スタジオに置いてあるくたびれたSM58を使うよりかは、新品のXM8500を使った方が絶対いい。中高生でお金がないボーカリストは、ご丁寧にハードケースも付いているので、いいと思うよ。「音質」よりも「自分のマイクを持つ」ということで得られる向上心の方がとても大切だと思うからだ。
JTS / PDM57

謎のメーカーJTS。でも案外有名みたい?これもサウンドハウスで2580円という超衝撃特価。さらにマイクホルダーと使い物にならないXLRケーブルが付いてくる。このSM57に超絶似たルックス。品番までPDM57。パクリと言われてもしょーがないっていうか、ぱくりかwてことは韓国のメーカーか。ルックスは酷似という言葉をも越えて、本家SM57を並べて置いてみると、どっちが本物かわからない。ラベルシールを見る他、見分ける方法がない。さっきのベーリンガーXM8500と同様、てきとーなLIVEや過酷な条件下で行われるLIVEに適している(価格の面で)。レコーディングすると本家SM57との違いは明らかに分かるが、てきとーなゆるーい機材持込LIVE領域では、違いはほぼわからないと言ってもいいと思う。それをわかると言うのはプロのエンジニアか知ったか野郎しかいないと思う。ちなみにワシはわからない。ただしお金をとって「機材貸出&PA1名付」みたいな、どこぞのスタジオがやってるレンタルパックで、あるいはチケ代1500円x20ノルマのLIVEハウスで、このPDM57をしれっと使っていたら、ワシは裁判所に「アーティストへの侮辱罪」で訴えるけどね。至極当然ながら、お金を取るならさっきのXM8500のような「ベーリンガー」を使うことも、同様の「侮辱罪」に相当するので、間違えなく訴える。ましてや、○ウンド○ウスのハイコスパシリーズ(コスパ=コスチュームを選んでください、ただしパイパンはオプションになりますの略)の「クラシック・パロ(ディ)」を、有料施設で使っている箱があったら、ワシは家裁でなく最高裁にいきなり駆け込みます。
では。
マイクには大きく分けてコンデンサー型とダイナミック型って2種類あります。大体普通の人が想像するマイクって、ダイナミック型。カラオケとかに置いてあるアレ。コンデンサーとダイナミック、それぞれ大きな特徴、長所と短所がある。
ダイナミックマイク

まずダイナミックマイクは、コンデンサと比べると音質は劣る(何を基本に劣るというのかは謎)ものの、安価で、なにより丈夫で、手で持って少々乱暴に扱っても大丈夫(乱暴に扱えと言っているわけではない)。ライブステージやカラオケ、校長先生のマイクなど、みんなが一番目にするあのマイクで、用途も種類もコンデンサーに比べると広い。音質をコンデンサーと比べた場合、適切な表現が見当たらないけど、「曇った音」「こもった音」になりやすい。もちろんこれを、ダイナミックならではの音として、好んで狙ってる人にとっては、コンデンサーの方が劣るという表現になる。だから何を録るのか、どんな雰囲気を求めているのかってのは、人それぞれ違っていて当然であり、どちらが優れていて劣っているかって言う話ではない。一般的なダイナミックマイクの用途でよくあるのは、ライブハウスのマイク、音楽練習スタジオのマイク、ギターアンプの音を録るマイク、スネアを録るマイク、バスドラのマイクっていう感じでよく使われる。
コンデンサーマイク

一方、コンデンサーマイクはダイナミックマイクとほぼ反対の特長を持つ。つまり、高価で、繊細で、丁寧に扱わねばならない。どれくらい繊細かと言うと処女のクリちゃんくらい繊細なのである。非常に繊細だ。少し触っただけでビクンッとなってしまう。コンデンサーで録音する音は、空気感までも録音するくらいクリアな澄んだ音で録ることができる。だからコンデンサーの方がダイナミックに比べて、「音が良い」って言われガチな理由はここにある。特に「金物」と呼ばれる高い音を綺麗に録ることが得意で、ドラムのシンバル類やアコースティックギターやバーチャイムなどの金物パーカッションなどでは特にその力を発揮する。それだけでなく、ボーカル録音にも適していて、息遣いまで録れてしまうほど空気感をも録音するので、「生きた声」が録音できる。
ただし、取扱には何かと不便が生じる。マイク単体では作動しない。これはどういう事かと言うと、このコンデンサーマイクを作動させる為には、電源(電池)が必要であるということだ。マイクに電池を入れるものも中にはあるんだけど、一般的にはマイクの接続先(一般的にマイクプリアンプ)から電源を引っ張って来て作動する。これをファンタム電源と言い、+48Vとか書いてあったりもする。電源が供給されて初めて作動する。マイクはXLRと言われるマイクケーブルを使って通常マイクプリ等へ刺すのだが、その同じケーブルでマイクプリ側から電源が供給されるので、別途電源用コードがあったりとか、コンセントに刺すとかそういう行為は不要。だから見た目には電源が供給されてるのかされてないのか、わからない。
今じゃめっきり見なくなったけど、MDウォークマンとかで、会議やバンド練習を録音する際、

こんなような「プラグインパワー方式」のマイクを刺して使ってた人もいると思うが、これも基本的には同じ理屈で、本体側から電源がマイクに供給されて初めて作動する。つまりプラグインパワー非対応のマイク入力端子に刺しても、このマイクは作動しない。プラグインパワー非対応の入力端子には、マイク本体に電池を入れるタイプのマイクか、そもそも電源がいらないダイナミックマイクを使わなければならいが、今販売されているそういった機器、例えばハンディカムとか、大半はプラグインパワーに対応しているので心配いらない。が、念の為、外部マイクを接続する際は、そーいったことも注意しておくと良い。
今の時代MDウォークマンで録音している人は、おそらくワシのバンドの還暦を迎えたギタリストくらいで、おそらく

こんなようなレコーダーでみなさんはバンド練習を確認用とかで録ってると思う。マイクが内臓されているので、これがダイナミックなのか、コンデンサーなのかわからないと思うが、この写真のYAMAHA W24のような物は、紛れもなくコンデンサーマイクである。ちゃんと内部からマイクに向けて電源が供給されているということだ。
バンド練習スタジオにおいて、適切な音量バランス調整を行い、適切な位置にこういったレコーダーを置くと、たかがポチッとこんなレコーダーを押しただけで、素晴らしく綺麗に録れるのは、コンデンサーが高い音もしっかり集音して、空気感まで録音しているからであり、ダイナミックで録音したのと比べるとクリア度や臨場感がかなり違う。人間の耳ってのは、高音と低音がはっきり聞こえる(つまりドンシャリ)と、音がこもっていなくクリアだと、「いい音」として認識してしまう傾向があるので、現在のハンディレコーダーはほぼコンデンサーを採用しているのがほとんど。
繊細な音が録音できるコンデンサーマイクではあるが、マイク本体はワシの海綿体くらい繊細で、取り扱いに注意が必要である。まず気を付けなければならないのは、湿度。次に衝撃。この二つは必ず避けるようにしたい。自分のマラと同じくらい丁寧に扱っていただきたい。そんなこと言われなくたって丁寧に扱うとは思う。なぜなら高価であるから。1本20万とかするコンデンサーなんてザラで、金持ちじゃない限り、乱暴には扱えないだろう。でもたまにあえて海綿体を噛ませるとかいう乱暴なプレイを望む人もいるようだが、コンデンサーにはやらないでいただきたい。
繊細がゆえ、手で持つとハンドリングノイズがそのまま入ってしまうので、手で持つことはまずしない。もちろん手で持つタイプのコンデンサーもあるが、一般的に言えば、そうゆう使い方をしないのがほとんど。特にボーカルレコーディング用コンデンサーマイクは、よくPVとかに出てくるアレで、スタンドに立てて、且つ、ヘアゴムみたいなんで吊るされたショックマウントの上にのせるのが多い。なんでヘアゴム?コンドームじゃダメなのか?もちろん良い。例えばこんなもの。

スタンドに立てただけだと、床から音の振動がマイクスタンドを伝ってあがって、マイクがその振動を拾ってしまうから。さらにはポップガードと呼ばれるストッキングみたいな素材をマイク前に立て、爆裂音(ぱぴぷぺぽ)の時に生じる「吹かれ」や、高価なマイクに「よど」が付かないようにする。いかに繊細か。ワシなんてズボンの上からさすられただけで、イキそうになったこともあるくらいだから、両者ともよっぽど繊細なんだろう。
さて実際のワシが持っているマイクを簡単に紹介しよう。
<コンデンサーマイク>
RODE / NT2000

歌録り、アコギ録り、パーカッション録り等に。初心者向けのコスパモデルのコンデンサー。(コスパとは=JKコスプレをする時に、パンティは何色がいいんだ?の略)。特長は、見てまやぁ解ると思うけど、ツマミが付いてる。一番上のツマミが、マイクの指向性を選べるツマミ。全指向として360°全体的から音を録るのか、単一指向として正面からの一定方向からの音を録るのか、双指向としてマイク表裏両側から音を録るのかを選べる。通常は単一指向で使うんだけど、一つのマイクをみんなでわいわい取り囲んでコーラスとかやるとき全指向や双指向は使えるけどあまり出番はない。
次のツマミがハイパスフィルター。ローカットと言ったらわかりやすい。例えば、さっきもちょっと言ったけど、このマイクでスタンドに立てて録音しようとする時、繊細だもんで床から伝わってくる振動とかも拾ってしまうんだね。この振動は低い音(低い周波数)なんだよね。シンバルとか高い音を録る時とかには、そんな低い音は不要というか、そもそも基本的にはシンバルからそんな低い音は出ていない。人間の声を録る時も、その振動と同じ周波数帯の声を出す人もまずいない。だから不要なローを入る前に未然にカットしてやろうってのが、ハイパスフィルターなわけだ。20Hz~150Hzまで低音をカットする幅を調整できるので、録る相手が出す周波数帯をちゃんと把握していれば、余分な低音雑音を未然にカットできるというわけだ。20Hzなんて一般的に人間の耳で聞けるギリギリの超低音で、おまけにそれが雑音であるならばカットしておいた方がいいに決まってる。余談だけど、人間は個人差はあるものの、20Hz~20Khzまでが人間の聞こえる範囲らしい。もし、人間がコレ以上又は以下の音を聞けるとしたら、この世界はどんな音がするんだろって、たまに考える。イルカやこうもりと会話が出来るんだろうか?でも人間が聞こえるとされている20Hz~20Khz以外の音も一説によると出ている楽器も多く、なんならレコーディングされたCDにも入ってるらしい。聞こえないんだけど、それがグルーブを生んでるんだとかなんだとか。だからやみくもにカットカットするのも、考えものではあるので、上手に利用しなくてはならない。
3番目のツマミはパッド。これもミキサーとかアンプとか、いろんな機材にたまに書いてある。大体共通して言えることは、入力レベル(ゲイン)を下げることが目的。こいつを回すと録音しようとする音の大きさを10dbくらい下げてから信号を送ってくれるわけだ。PADって書いてあったりする。押し込むとー20db下げるよ、とかそんな感じで用いられることが多い。このマイクではどんな時に使うかって言うと、とんでもなく歌声がデカい人か、ギターアンプの近接録りのようなデカい音を録る時。通常のボーカルレコーディングくらいなら使うことはない。
AKG / C451B (ステレオペア2本セット)

AKGとはアーカーゲーと呼び、オーストリアの有名な音響機器メーカー。そのAKGの中でも世界的に有名なC451、通称「しごいち」の復刻版。上のNT2000と形は違うがこれもちゃんとしたコンデンサーマイク。こういった形をペンシル型コンデンサーと言ったりする。NT2000と大きく違う点は「本体重量」。つまり軽いということ。となると高い所へ設置しても軽いので重心も安定するので、主な用途はドラムのオーバーヘッドマイキングでシンバル等の狙い撃ちに適している。何も軽いからってわけだけではなく、シンバルがパリッとした感じで録れるのでこれからドラムレコーディングを始める人には是非ともオススメしたい。ただ、オーバーヘッドでシンバルを狙う場合、LとRで2本これが必要になる。お金がないからって、同じ物だからといって、1本ずつ買うのはやめましょう。なぜなら同じメーカー、ましてや同じ品番、ましては同じ店で、さらに言うと同じ日に、全く同じC451Bを買ったとしても、集音特性に個体差って言うのが必ずある。C451B/STという品番で、写真のようにケース付で、ステレオバー付きで、あらかじめ「ペアマッチング」が工場で行われた物が存在する。LRで使いたい場合は、必ずSTバージョンを買うことをオススメします。
<ダイナミックマイク>
SHURE / SM58

これはもう説明不要のグローバルスタンダード的なダイナミックマイク。どこのスタジオに言ってもどこのライブハウスに言っても、必ずといっていい程置いてある。安くて、耐久性に優れ、特にボーカルに最適な中音域特性で、大活躍なマイク。意外とスネアを録音するとエー感じに録れることもあるらしいので一度試してみる価値あり。バンドマンあるあるとして、スタジオに置いてあるSM58のマイクグリルは「つば臭い」。ここまでもがグローバルスタンダード。
SHURE / SM57

これもSM58と並び世界的標準ダイナミックマイク。主にギターアンプの近接録りやドラムのスネアを録ったりすることに使われることが多いが、案外これをボーカルマイクとして使っている人もいる。これ用!ってのは、はっきり言ってない。コレには適してますよ、ってのはあるんだけど、当の本人が気にいった音が録れるなら、何もその「定番」の道へ進まなくてもいいと思う。音楽ってそうゆうもの。安いのでSM58と同様、何本持っていても困らないので、お金がある時にちょくちょく買っておきましょう。
AKG / D112

通称ビッグエッグ。これもAKGの中では比較的定番のマイク。バスドラ集音用ダイナミックマイク。バスドラってのは、ご存じの通り「どんどん」とドラムの中では一番低音が出る所。低音っていうのは、空気の揺れが大きい。ウーハー(低音専用スピーカー)あるいは、低音が出る部分に顔だ手を当ててみると、「どんどん」と同時に「風」を感じることが出来ると思う。この「風=音圧」こそが、マイクにとって大敵で、ヘタなマイクでバスドラを録ると、その音圧に負けてボコボコしてしまう。その為、このような「耐音圧マイク」=「低音専用マイク」という物が存在する。低音を録音するのは、何もバスドラだけではない。ベースも低音楽器だ。ベーアンのキャビネットの近接録りにも十分使えるので、ドラムやベースを録るなら、是非とも持っておきたいマイク。
SAMSON / DK7

ドラムのマルチマイキングしたいんだけど、マイクマイクマイクマイクってそう何本も買えねぇよ!ってお嘆きの方用の初心者向けマイクセット。ドラム録音専用。セット内容はスネア用x1 タム用x3 バスドラ用x1 シンバル用ペンシル型コンデンサーx2の合計7本セット。コンデンサーが付いてるあたりが親切。オーバーヘッドでドラムのシンバルを狙い撃ち録りする際に使用する。後は普通にタム用はタム(どれも同じなので3本をどこに使っても同じ)、バスドラ用はバスドラ用、スネアはスネア用。タムのフープにつけれるアタッチメントが付いてるけど、これを外して、普通にマイクスタンドで立てた方がレコーディングには良い。こんなけのセットで3万とかかなり安価だけど一番最初に買うドラム用マイクセットとしては、これで十分。一番最初はこれを使いながら、1本ずつ増やして行って、最終的にはヤフオクへ旅立ちました。でも何かと最初の頃はコイツにお世話になったので、一応紹介しときました。ちなみに野蛮の国のサムスンではない。サムスンとか言うとどうしてもダサくいかがわしい商品であると思えてならない。
BEHRINGER / XM8500

でましたベーリンガー。なんとサウンドハウスで1本1780円。まさに衝撃特価。PAセットを貸してくれと頼まれた時など基本どーでもいい時に使用。この値段なら壊されても痛くない。(だからと言って壊していいという意味ではない)。ワシは少々古い人間なので、昔むかしのベーリンガーのイメージがそのまま残っていて、絶対買うことはないというメーカーの一つ。でも1780円という超越的低価格に踊らされ、買ってみた。使った所、レコーディングには使えそうにはないが、てきとーなゆるーいライブや校長先生のくだらないスピーチくらいなら十分に使える。スタジオに置いてあるくたびれたSM58を使うよりかは、新品のXM8500を使った方が絶対いい。中高生でお金がないボーカリストは、ご丁寧にハードケースも付いているので、いいと思うよ。「音質」よりも「自分のマイクを持つ」ということで得られる向上心の方がとても大切だと思うからだ。
JTS / PDM57

謎のメーカーJTS。でも案外有名みたい?これもサウンドハウスで2580円という超衝撃特価。さらにマイクホルダーと使い物にならないXLRケーブルが付いてくる。このSM57に超絶似たルックス。品番までPDM57。パクリと言われてもしょーがないっていうか、ぱくりかwてことは韓国のメーカーか。ルックスは酷似という言葉をも越えて、本家SM57を並べて置いてみると、どっちが本物かわからない。ラベルシールを見る他、見分ける方法がない。さっきのベーリンガーXM8500と同様、てきとーなLIVEや過酷な条件下で行われるLIVEに適している(価格の面で)。レコーディングすると本家SM57との違いは明らかに分かるが、てきとーなゆるーい機材持込LIVE領域では、違いはほぼわからないと言ってもいいと思う。それをわかると言うのはプロのエンジニアか知ったか野郎しかいないと思う。ちなみにワシはわからない。ただしお金をとって「機材貸出&PA1名付」みたいな、どこぞのスタジオがやってるレンタルパックで、あるいはチケ代1500円x20ノルマのLIVEハウスで、このPDM57をしれっと使っていたら、ワシは裁判所に「アーティストへの侮辱罪」で訴えるけどね。至極当然ながら、お金を取るならさっきのXM8500のような「ベーリンガー」を使うことも、同様の「侮辱罪」に相当するので、間違えなく訴える。ましてや、○ウンド○ウスのハイコスパシリーズ(コスパ=コスチュームを選んでください、ただしパイパンはオプションになりますの略)の「クラシック・パロ(ディ)」を、有料施設で使っている箱があったら、ワシは家裁でなく最高裁にいきなり駆け込みます。
では。





































