岐阜県郡上八幡の
助産師＆針灸師の
加藤祐里です。
2020年、明けまして
おめでとうございます！
↑愛知県の実家そばの
初日の出です。
向かって左手には
金ぴかの巨大な
観音様。
「観音様」って、
どんな意味があるか
ご存知ですか？
仏教では
「見る」のと「聞く」のは
同じこととされていて
「音を観る」
とは、すなわち
「音を聞く」
音とは
人々の苦しみの声のこと。
「観音菩薩」とは
人々の苦しみの声を
聴いて、
救いを与えてくださる
菩薩さまだそうです。
観音様のご利益としては、
法華経の中の『観音経』に、
大きな火に投げ込まれても
火が池になって助かるとか
大海を漂流しても
波に沈まないとか、
敵に囲まれても
助けてくれるとか、
権力者に捕まって
処刑されそうになっても
刀が折れるとか、
人々を救うための
様々な姿・形となって
あらわれるそうです。
（詳しいことは
近くのお坊様に
聞いてね）
私、10代の人生で
一番暗かったとき
この観音様の前の
坂道を毎日
自転車ひいて
登っていました。
（行きは下り坂だったけど
帰りは長くて急な
上り坂で、
家に帰るのが
毎日おっくうでした）
中学までは
割と都会で便利な
街に住んでいたのが
卒業と同時に
誰も知り合いも
土地勘もない
不便な郊外の住宅地に
引っ越して
学校もあわなくて
両親は不仲で
家庭の空気も悪くて
信頼できる
大人なんて一人も
いなかった。
成績も悪いし
部活も補欠で
どんなに練習しても
みんなに追いつかない、
自分には
何の価値もない、
生きている
意味なんてない、
こんなデカくて
目立つ観音様が
目の前にいるのに
「この世には
神も仏もいないわ」と
毎日、絶望していました。
でもね、あの時は
自分は世界一
不幸だと思っていたけど
今から考えると
無意識に助けられてきた
こともたくさんありました。
そのときは、
「そんなもんだ」と
思っていたけど
今、思うと
ありえない確率で
ご縁のある人と出会い、
たまたまその電車に
乗っていたとか、
その席に座ったとか、
根拠はないけど
ピンと来て
なんとなく
それを選んだとか
私の人生は
大事な人に出会ったり
私を語るうえで
欠かせない出来事を
体験するときは
たいていいつも
自分の意志というより
神様が導いて
くれたとしか
説明ができないような
ことがとても多いのです。
私は仏教のことは
よく知らないですけど
誰のもとにも
どんなときにも
神様はいます。
下ばかり向いて
溜息をついていると
すぐそばにいるのに
気づかずに通り過ぎます。
でも、本人が気づいて
いなくても
神様は
「大丈夫だよ～。
それでいいんだよ～。
悩めるって才能！
挫折・苦難・困難こそ
‘有難い’！！
それがあなただから。」って
見守ってくれています。
２０２０年、
治療院に来てくださる方も
ブログ読むだけの人も
どうぞよろしく
お願いします。
郡上もりのこ針灸院
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