前髪の悩みとベッドの下の埃のクレーム | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。

 

私は生まれつき

「癖っ毛」です。

 

特に前髪は

うねって、

変な場所につむじがあって

左右に分けれるので

 

髪の毛をのばし

はじめた13歳のころから

ずっと前髪のことで

悩んでいます。

中・高校生の頃なんて

前髪だけで

何分も時間を費やし、

 

一日中、隙あらば

手鏡で前髪をチェック。

 

前髪が上手く

まとまらなかっただけで

一日、不機嫌で

誰とも顔を
あわせたくないくらい
一喜一憂していました。

 

ですけど、

年齢とともに

ストレートパーマにしたり

 

前髪をあげて

おでこを出したり

 

そもそも、誰も

私の前髪のことなんて

気にしもしてないと

ようやく気づいたとか

 

髪型なんて

気にしている場合も

ないくらい

それ以外の悩みも

増えてきたこともあって


前髪で悩めるって

実はすごい平和で

人生にたいした問題もなく
 

若いからこそ

悩める有難い悩みだと

思えるように

なりました。

 

悩んでいるときは

本当に一生懸命で

本人も気づかないのですが

 

後から振り返ると

なんであんなことで

悩んでいたのか

自分でも思い出せなかったり

 

「お幸せな悩み」だったと

思えることがあります。

 

これと似たことに

「クレーム」があります。

 

以前、産婦人科で

働いていた時に

入院していた方の

アンケートで

 

けっこうお産や

授乳介助なども

誠心誠意、真心こめて

一生懸命に関らして

いただいた方だったのですが

 

「ベッドの下の埃が

気になった」と

書いてありました。

 

その話を友人に愚痴ったら

 

「それって逆に言えば

『医療とか看護とかには

文句もないけど

 

あえて、一言いうなら

そこが気になった』
わけだから


医療ケアにクレームを

言われるより

いいんじゃない?

 

普通、はじめての出産や

子育てで入院したら

 

ベッドの下の埃まで

みないし、気にならないもん。

 

そこまで気づけるって

よっぽど心の余裕が

あってリラックスして

入院してたんだよ。」

 

な~る~ほ~ど~!

サービスを提供する側としては

ついついクレームが

ゼロになるように

 

自己犠牲で

やりすぎて

しまうことが多いですが

 

逆に「お幸せなクレーム」も

あるのです。
 

おしまい。