夫の立ち合い出産がないと「寂しい人」って思われる? | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。

 

12月1日の
真紀ちゃん先生の

お話会の申し込みが

はじまりました。

 

日時;2019年12月1日(日)

開場 9時 開始 9時半~12時半頃まで

場所 中洞集会所(高鷲インターから車で約5分)

            岐阜県郡上市高鷲町大鷲842-2

 

✨参加費 ✨

①事前予約振り込みの方 5000円

(羽釜の炊きたてご飯・野菜たっぷり味噌汁のサービスあり)

 ②当日現金支払いの方 5500円

 

💖申し込み先💖

仲谷志保(なかやしほ)

08016180981

gujoohanaseitai@gmail.com

(FacebookメッセンジャーやLINEでも受け付けしています。)

今日のテーマは

「立会出産について」

いまでは 「夫の立ち合いが 

当たり前」 になって

 

立ち合いしないと

愛情が足りないと

思われるのでないか?

一人で焼き肉屋さんに

行く人みたいに

まわりから

「寂しい人」と

思われるのでないか?と

心配している人がいます。

 

はっきり分けるべきは

 「自分でさまざまな 

要因を考慮して 

立ち会わない出産を 

選んだ」Aさんと

 

 「本当は立ち会って 

欲しかったのに

結果的に立ち会って 

もらうことが

できなかった」というBさん。 

 

経産婦さんなどに 

Aさんタイプが多いですが 

お産の経過が 

よく分かっていて 

医療者をよく 

信頼してくれているので

 

 結果的に、 お産だけじゃなくて 

入院中も 本当にその人が 

望んだ過ごし方を 提供できた、

という 場合が多いです。 

 

Bさんタイプも 2つに分かれます。 

「結果的に 一人でも産めるという

 自信がついて 

他の気をつかわずに

逆に良かった」と 

良い結果になるB´さんと 

 

「一生、心の傷になるような 

悔いの残る経験」に 

なってしまうB´´さんがいます。

 

B´さんが一番 

お産や子育てを通して

 自立・成長していくタイプです。 

 

そういうかたは 

こちらも支えがいがある。

 

 B´´タイプさんは

 「本当は甘えたいのに

 甘えられない」

 

 「本当はそばにいて 

と言いたいのに

言えない」というような

 

旦那さんとの 

関係だけじゃなくて

 小さいころから 

抱え持っている 

人との関係の癖が 

原因になっています。 

 

あらためて言いますが 

お産は「予測不能」です。

 

 医療者ですら

 「絶対に大丈夫」と 

言えることなど 

ひとつもない。 

 

立ち会うつもりなんて 

なかったのに 

急に生まれることになって

 結果的に 

嫁より一番に

 赤ちゃんを抱っこしていた、とか。 

(うちの旦那) 

 

旦那さんが 

すごいやる気満々で 

まだ陣痛もろくに 

来ていないのに 

一緒に病院に 

入院してきて 

 

なかなか進まないことに 

奥さん以上に 

イライラしてきて 

 

奥さんもそんな 

旦那に気をつかって 

どんどんマイナス思考。 

 

もう、とにかく ‘空気’が

悪いから 一回、

 

家に帰って 

あんたも風呂に入って 

家のベッドで寝て、 

仕切り直してから 

また来て、って 

 

家に帰した途端に 

生まれるときなんて 

普通に、よくある。 

 

たいてい、そういう場合、 

奥さんのほうは

 「立ち会って

 もらいたかったのにィ」と

 嘆くより

 

 「いなくなって 

せいせいした」と 

言っていることが多い。 

 

本当に忘れてはいけないのは

 「産むのは母親」 

旦那でもなく 

医療者でもなく 

誰がいようか いまいが 

痛みを変わってあげることも 

できないのです。 

 

立ち合ったから 

夫婦に問題がなくて 

子育てがスムーズに

 行くというわけでもなく、 

 

立ち合いがない お産が

寂しくてかわいそうという 

わけでもなく、 

 

私にしてみれば 

旦那さんが

そこに いるか、いないかは

 「流れ星」みたいなものです。 

 

「みれたら(いたら) 

ラッキー、良かったね。」 

 

お母さんが出産を通して

 何を学ぶのか? 

 

誰と出会って 

どんな喜びや

 苦しみを学んで 

今までの自分を 

乗り越えていくのか?

 

という 物語りはすべて

 お腹の赤ちゃんが 

決めています。 

 

今まで、親とか 

誰かがいないと 何もできない、と

 思っていた人は

 

 「そうしなくても 大丈夫」という 

物語りが用意されています。 

 

今まで、自分の本心を 

さらけだせず 

恰好つけて 

他人に気をつかって 

ばかりいた人は 

 

痛みですべてを 

さらけ出して 

汗も涙もおしっこも 

うんちも血も羊水も 

すべて出し切った先の 

自分を知るという 

物語りがあります。 

 

立ち合い出産を 

よりよいものに

 したいのであれば

 事前に夫婦で 

出産の経過をよく 勉強して 

 

夫は会社の上司・同僚にも 

立ち合い出産をしたいから、

と 仕事を調整してもらえるように 

事前に相談するなど 

事前の準備が必要です。 

 

ですが

理想通りに

完璧にすることより

 

どんな結果になっても

前向きにとらえることが

できる人が

「よいお産」が出来る人です。