”令和元年五月二日ワークショップ1日目「真綿作り」郡上で養蚕をしている、もりのこ鍼灸院...” | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。

 

東京行ってきました~♪
昭島は東京とは

思えないくらい

古き良き昭和の時代の

香りただよう街でした。

私も街で生まれて

街で育ったので

 

なんでもお金で買うのが

当たり前で

知識として

「シルクは蚕が糸を

吐いてつくる」と

知っていても

 

経験として

見たこともなければ

布になる前の

素材を触ったこともないし

 

ましてや

糸や真綿が

どうやって

作られるのか、なんて

考えもしませんでした。

 

ですから

日本の中心の

 

一番、産地から

遠い場所で生きる

消費者のみなさんに

 

作っている人の想いや

背景を知っていただく

機会ができて

本当に有難いです。

ワークショップの際に

まなかちゃんが

全然、違う話が

きっかけだったと

思うのですが

 

こんな話をしてくれました。

 

「何か夢をかなえたいと

思うとき、

宇宙は小さな夢だと

 

‘ふ~ん。頑張って’くらいにしか

興味を示さない。

 

宇宙もあっと驚くような

大きくてビックな野望だと

 

‘マジで?!

そんな大きな夢なら

宇宙も一緒に応援したる!’と

後押ししてくれるらしい」

私の本業は

針灸師&助産師で

 

おもに人の身体と

心の苦痛をとって

 

お産と子育てする人が

少しでも楽に

元気に過ごせるように

お手伝いすることです。

 

なぜ、養蚕をやるかと

いえば

 

衣服は人間にとって

第2の皮膚であり

 

人類の歴史にとって

シルクは切っても

切り離せない

人の命を守るもの。

 

絹文化を未来の

子どもたちに残すことは

結果として

命を守ることに

繋がる…と思っています。

でも、もっと大きな野望が

あります。

 

養蚕は世界中で

行われています。

(なかには

野蚕の繭を集めて

糸を作る国もありますが)

養蚕が廃れたり

出来なくなる要因は

気候でもなく

技術が低いとかでもなく

「戦争」です。

 

日本も数千年以上

養蚕を絶やさずに

続けてきましたが

 

戦国時代と

第2次世界大戦のときには

低迷しています。

 

戦争がおこると

女性たちが

お洒落できなくなる。

 

戦時中は

製糸・紡績の工場は

軍需工場となり

 

機械は武器をつくるために

没収されて

服作りの素晴らしい

技術をもった職人さんは

 

若い男子は兵士として

戦場にいき、

女たちは武器を作る

工場で働かされました。

 

日本だけではありません。

 

世界中でも

戦争・侵略によって

住む場所を追われ

田畑が荒らされると

 

何千年も続いてきた

布づくりの文化や伝統が

奪われた事実が

残っています。

 

自分たちが暮らす土地で

養蚕をして

糸を紡いで

布が作れるというのは

「心が平和」だから。

 

日本はいうまでもなく

韓国も中国も

養蚕をやる人が

いなくなってしまいました。

 

「お金さえあれば

幸せになれる」

 

「お金がないことは不幸」

 

「一円でも安く

自分さえ得できればいい」

 

「他にやりたいことが

あってもまずは

お金を稼いでから」

 

「お金にならないことを

やっても価値がない」

 

そういった「豊かさ」に

対する間違った

価値観、思い込みが

逆に人の暮らしを

不幸にしています。

 

自分たちで

作る文化を放棄して

 

鬱病一歩手前で

ストレス満載で

働いたお金で

 

むさぼるように

買い物をする

「消費戦争」という

戦国時代を生きています。

 

戦車や武器を

持たなくても

 

隣の赤ちゃんが泣いたから

ってキレて

クレームを言ったり、

 

電車で若者が

お年寄りに席を

ゆずらないとか

 

他者を思いやる心を

なくした人の

言い分が正当化されるような

国は戦争している国と

同じです。

 

過去の歴史で

戦争のない時代に

養蚕が栄えてきた

事実があるとするなら

 

逆に「養蚕」をする人が

増えて

自分たちでものづくりを

する人が増えてきたら

 

「戦争」はなくなるので

ないかと思っています。

 

「養蚕・布づくり」を広めることで

世界のありとあらゆる

戦争をなくす

6月から約3週間、

今年も郡上で

養蚕をします。

 

見学されたいかたは

事前にもりのこ院長に

連絡ください。