岐阜県郡上八幡の
助産師＆針灸師の
加藤祐里です。
4月１３、14日の福岡遠征には
郡上で染めた草木染の靴下を
販売用に持っていきます。
これは「手仕事会議」という
活動で、郡上のママさんたちが
石徹白洋品店の
平野さんに教わりながら
自分たちが暮らしている
身の回りにある
植物を採ってきて
染めてくれています。
もともと、染めてくれている
ママさんたちは
染や衣服の
プロだったわけでなくて
小さな子供がいて
遊びながら
自分も好きなことで
郡上の自然を壊さずに
自分らしくできることは
なんかないかな、と
たどりついて
ここまできた感じ。
大法紡績の内側シルク
外側ウールの
締め付けないのに
フィットする特殊な製法で
つくられていて、
正直、染めるのが
もったいないくらい
良い靴下なのですが
９９％天然素材ですから
草木染の色もよく
染まるのです。
決して、安くて
お買い得な商品でも
ないですし、
染めて、さらに手間ひま
かかっていて
簡単には売りたくないくらい
思い入れも強くなります。
私は以前、東京で
雑貨屋をしていた
藤田ようこさんを講師に
招いて
「モノづくり作家さんのための
売り方講座」を主催して
きました。
作ることが
好きではじめた人ほど
実は売ることは苦手。
値段を安くしすぎたり
ターゲットを間違えていたり
作っているものは
悪くないのに
売り方を知らないばかりに
人生まで間違えて
しまっている人も
少なくありません。
そのときに一番
学んだのは
「お客さんは物を
買っているのでなくて
想いを買ってくれている」
「技術や商品に
お金を払うのでなくて
作っている人や生き方を
応援したくて
お金をはらってくださっている」と
いうこと。
だから、売ろうと思ったら
丁寧に、よりよいものを作ることも
大事だけど
それ以上に
商品は自分そのもの、
自分の心や生き方に
誇りをもつ、ことが
大切だと学びました。
特に冷え取り関係の商品は
作っている人、
売っている人が
冷えていると
本当に売れないです。
今まで何度もブログに
書いていますけど
「私なんて、」
「どうせ無理」とかが口癖で
自己評価が低い人は
冷えています。
例えば、どんなに
素晴らしい技術を
持っている作家さんでも
誰かが良かれと
思ってアドバイスをすると
自己評価が低い人は
批判されたように
受け取ってしまい
逆キレしたり
余計に自分を責めたり
なかなか人からの
アドバイスを良いほうに
受け取れないようなことが
起こります。
逆に技術はいまいちでも
自己評価が高い人は
前向きに受け取って
どんどん改善して
良いものを作る。
冷えている人は
マイナスなことが起こると
ダメな理由、
出来ない理由ばかり
考えます。
熱く生きている人は
マイナスな状況も
逆手にとらえて
乗り越えていきます。
私も何回も
冷え取りマルシェとかに
出ましたから、
物作りに限らず
セラピストさんでも
頭では冷え取りのことを
分かっているだけでは駄目で
肚の底から
冷え取りラブ♡じゃないと
お客さんが
寄ってこないんですよねェ。
まあ、たくさん
お客さんがこればいいと
いうものでもない。
少なくても
濃い～お客さんと
繋がるほうが
大事なんですけど。
（そういうときの
お客さんほど
‘神様レベル’の人が多いから
大切にしたほうがいいです）
手仕事会議の靴下は
染め方はほとんど
同じ手順でやっているのに
染めた人によって
同じ材料でも
微妙に色が違うのです。
どれがいい、悪いでなくて
それがその人のもつ色。
その人にしか出せない色。
手仕事会議にとって
ブランドは
「作っている人」なのです。
パッケージの裏には
染めた人の紹介が
載っていますので
そちらもぜひ読んでください。
①4月13日（土）１３～15時
筑紫群那阿川町
「染もの屋ふく」にて
イベントページ→☆
②4月14日（日）１０～12時
筑後市「ちっご古民家ビレッジ」にて
「おだやかな革命上映会」
上映会終了後、16時くらいまで
ミニマルシェあり。