”食べ方を見たら、生き方がわかる” | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。

先日、岐阜市のわかくさ幼稚園で

開催された

ゆにわ「美味しいごはん」の

上映会に託児係として

お手伝いに行ってきました。

 

 

ここの姉妹園の保育園には

数年前から「助産師クラス」で

講師をさせていただいていて

 

ここの園では

とても「食」にこだわっていて

本当に素晴らしい

取り組みをされています。

みなさんにとって

「塩むすび」はどんな

イメージですか?

味気ない?

炭水化物の塊?

おかずがいる?

そもそも、お米自体

自分で炊くのが面倒くさい?

私は2011年にゆにわの

店長ちこさんの

「いのちのおむすび講座」を

受けました。

それまでも

お米は好きだったし、

頭では分かっている

つもりだったけど

 

ご飯は「米・水・塩」だけで

作られる

世界一シンプルで

世界一霊性の高い

食べ物であることが

分かりました。

 

シンプルであるがゆえに

ごまかしが効かない。

もちろん、お米や水の

良さが大事なのですが

 

それ以上に

作る人の想い、場、など

目にはみえない部分が

伝わりますし

 

食べる人も

ただ「味気のない

白いご飯の塊」と

思ってたべるのと

 

日本人とお米の歴史、

文化、

作ってくれた人のこだわり、

優しさ、自然への敬意など

 

背景を知って

感謝で満ちると

 

一粒一粒

噛むごとに

じわ~っと全身の細胞ひとつ

ひとつにしみわたっていくような

感覚になります。

ある人は「いのちのおむすび」を

「魂の栄養」と言いました。

ただ身体の栄養になって

美味しいければ

いいわけじゃない。

 

自分が生きてきた

目的を思いだして

 

自分自身を生きる

責任と覚悟を

思い出すような

おむすび…。

昨日

たまたま郡上で上映会を

させてもらった

会場である白鳥の

オーガニックカフェ嘉利さんにいって

マスターと

 

究極の「いのちのおむすび」は

やっぱり自分で苗を植えて

夏の暑いときに

草を抜いて

秋に刈り取って

 

自分で作る苦労と

喜びを経験した

食べ物だろうね、と

話していました。

逆に忙しい現代社会で

どうしても簡単に

早く食べられる方向に

走りがちだけど

 

ちょっとひと手間

加えてみる。

 

プラスティックの容器の

ままで出さないとか

 

食卓の上を

きれいにふくとか

 

そんなんで

いいんです。

どんどん、どんどん

今世の中全体が

とにかく忙しく

されすぎていると感じます。

 

お金のため、

暮らしていくためと

 

もっとゆっくり

のんびり

していればいい人達までもが

なんか焦ってる。

知り合いの人なんて

70歳過ぎているんだけど

成人した子どもが

働かないからって

 

早朝のコンビニで

アルバイトをしていて

 

そこに息子が

朝ごはんにサンドイッチを

買いにくるのですって。

 

お母さんは自分が

働かないと

いけないって

使命感に燃えているのだけど

なんか、おかしい。

 

息子がコンビニで

働いて

お母さんが家で

朝ごはん作ればいいのに、と思う。

 

馬が他のことは

目隠しされて

 

目の前に

ぶらさがった

人参だけみせられて

走るみたいに

 

せかせかせかせかと

何か得体のしれない

「豊かさ」に向かって

走らされているみたい。

 

でもね、

自分を忘れなかった人、

 

そういう「まやかしの豊かさに」

気づいた人も

だんだん増えています。

 

「あぁ、なんか違うな。

私が本当に求めていたのは

お金がたくさん

もらえることだけじゃ

ないな」って。

とにかく結果さえ

だせればいいと

 

効率よく動くため

 

人の気持ちなんて

いちいち気にしていられない

 

意見の異なる人と

ぶつかりあうのを

避けて

 

自分をもてはやして

くれる人だけに

囲まれて

本当に厳しいことを

言ってくれる人は

無視して

逃げて続けてきた人が

 

本当にここにきて

そこと向き合わないと

 

真の魂の成長はできないぞ、と

神様にケツ叩かれている人も

私のまわりに

ちらほらいます。

ぼぉ~っと生きていたら

すぐに飲み込まれる時代です。

 

「頭では大事だと

思っているんだけど

なかなか現実は

そうもいかない~」なんて

言っている人は

 

自分の走る目的を

奪われてしまった

 

走らされている

馬と同じです。