夏こそ冷え取り! | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。


暑くなってきましたね?

そして、みなさん

「冷えてます」


冷え取り健康法を

提唱した進藤義晴先生に

よると


冷えとは寒がりとか

汗をかきにくいとかでは

なくて


寒さを感じていなくても

上半身と下半身の

寒熱のバランスが

崩れた状態です。


理想は「頭寒足熱」


上半身が涼しくて

下半身が温かい

状態が理想ですが


ふつうに健康で

何の問題もない人でも


上半身と下半身では

5~6度の温度差が

あります。


心臓から出た血液が

下半身に向かって

その冷えた血液が

骨盤内の子宮や腸など

内臓を通って

また心臓に帰ってきます。


下半身が冷えていると

内臓全体を冷やします。

暑くなってくると

裸足になることも

増えて


冷房の設定温度が下がり

冷たい飲食を

摂ることが増えて


寒い季節以上に

冷えが進みます。


下半身が冷えるほど

上半身に「熱」が

のぼります。


たとえ、冷える生活を

していなくても


精神的なストレスや

パソコン、携帯のみすぎ、

不規則な生活などでも


脳はいつもフル回転。


頭や目はいつも

刺激を受けています。

「頭に血が登った」状態は

怒っていたり

イライラしていたり

冷静ではありません。


上半身に無駄に

力が入って

無理やりなんとか

自分で頑張ろうと

肩ひじ張っている時は


たいてい「焦って」います。


せっかちだから

「なんとかなる」と

思えないし


落ち着きなくて

お風呂にのんびり入ることも


バケツにお湯をくんで

ちょっと座って

足湯とすることも


自分のために

お茶をいれて

携帯もテレビも

観ないで

ゆっくりすることも

できない。


過度な感情が続くと

内臓の不調の

原因になります。


例えば怒りは肝臓を

傷めますし


逆に肝臓を傷めている人は

病院の検査では

異常がなくても

イライラしやすくなります。


誰かに分かりやすく

怒りを感じていなくても


日本人の多くが

自分自身に対して

「怒り」を抱えています。


小さいころに

「もっとちゃんとしなさい」


「のんびりやらないで

もっと早く、もっと効率よく

動きなさい」


「まわりに気を遣いなさい」


「食べ過ぎてはいけません」


「朝は早く起きて

あれこれ動けないと

いけません」


「部屋はいつも清潔に

片付いていないといけません」


と親が良かれと思って

躾の範囲で言われてきたことが

いつも頭のどこかで

大きくなっても

自分で自分に躾しています。


いつもどこかで

「こんな自分ではダメだ」

と褒められるような

完璧な自分で

いられないことに

怒りや悲しみを

抱えています。


思考や感情は

自分ではコントロールしにくい

ですが


下半身を温めて

冷え取りのある暮らしを

続けていくうちに


自然に日々の行動が

落ち着いてきます。


今まで「○○が不安」と

思うと

それをまず解決しないと

落ち着かなくて


ゆっくり寝ていられない、


予定をいれずに

何もしないで

いられなくなる。


もしくは

なぜ不安なのか

考えるのが嫌で


考えなくて済むように

とにかく働いたり


誰にも助けを求めずに

とにかく自分一人の力で

頑張ろうとしたり


とにかく文句を

言われないようにと

手を抜かないで

完璧にやろうとします。


いっけん、自分の意思で

動いているように

みえるけど


実は不安にコントロールされて

自分を見失っているから

長続きはしません。


5月はまだ季節もよくて

休みも多かったから

よかったけど


6月は連休もないし

湿度も高くなって

身体も重くなってくるから


絶対にたくさんの

ことはできないし


処理能力も落ちてくるし


眠りもなんか浅くて

朝起きても

なかなか疲れがとれないとか

あるのですが


冷え取りを日々の暮らしに

取り入れている人と

そうでない人では

この先、2週間の

動きが全然変わってきます。


温めだすと

いつも自分で

コントロールしていないと

不安という状態から


「まぁなんとかなる」


「あの人に頼めばいい」


と、

どっしりと腰を

落ち着けて

自分もまわりも

信じることが

できるようになります。


何度も言います。


これが真冬なら

私があれこれ言わなくても


風呂に入るし

靴下はくし

湯たんぽ仕込んで

寝るんです。


ですけど、

暑くなってきて


どうしても冷え取りが

おろそかになってくるから
自覚しにくくなります。


お風呂は39度くらい、

ぬっるいお湯に

腰くらいまで浸かれば

十分です。


夜じゅう、湯たんぽを

いれていなくても

寝る前に足元を

ほんのり温めて

あるだけでも

いいです。


靴下をたくさん

履けない人も


絹の肌着やレギンス、

レッグウォーマーを

使ってみるだけでも

違います。