好きな仕事で働くって「生理現象」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。


先週、マーマーマガジンの

服部みれいさんの

アシスタント募集の件で

賛否両論とっても

盛り上がった件について


なんかずっと

モヤモヤ答えが

でなかった一週間。


そもそも

世の中には


働くことが好き、という人と

そうじゃない人が

いるらしい。


私は、もし自分が

一生お金に困らない

身分になったとしても


どんな形でさえ

何か人様の

役に立てることが

あるなら

死ぬまで働きたい性格。


実家の母は

私が生後2ヶ月から

働いていて


同居していた

父方の祖母が私を

ほとんど育ててくれました。


小さい時は

母がそばにいて

欲しいときに

甘えられなくて


「どうして

働きにいかなくては

いけないんだろう」

と寂しく思う

気持ちと


「女でも結婚していなくても

誰に気をつかわなくても

自分の腕でお金を

稼いで

自立して生きていきたい」と

母に憧れる気持ちのなか


小さいころから

「女性にとって

本当の幸せとは?」を

いつも考えて

生きてきたように

思います。


そういうなかで

とても思い切って


名古屋での都会の

暮らしから


郡上へ移住し


子育てを優先するために

自宅で針灸院を

はじめて


自分なりに

家族と仕事と

ちょうどよく過ごせる

バランスをとれるように

なってきました。


大きな組織に雇われて

経済的な豊かさを

優先するばかりに

自分の本当に

やりたいことや


家族との時間を

犠牲にして

働いていたときとは


「見えない豊かさ」が

全く違います。


もちろん良いこと

ばかりではありません。


よっぽどどっかに

勤めにいって

決まった金額の

お給料さえもらえたら

どんなに楽かと

思うこともありました。


ですが、

そういった苦労以上に

自分のやったことが

結果に結びついてくる

達成感は

やってみないと

分かりません。


でね、

助産師時代に

すごく窮屈に感じて

いたことがあって


今回のみれいさんへの

批判コメントをみて

思い出したのです。


助産師って

スーパーのレジうちの

バイトするより

時給が高いのです。


そのときの私は

週に2回助産師の

バイトをして


他の日は治療の

勉強のために

師匠のもとへ

勉強にいったり


色んなことを

していたのですが


それ以上、そこの病院で

働くと社員にならないと

いけないみたいで

(そのころはまだ

旦那の会社の

扶養に入っていました)

社員になると

自分の時間を好きに

使えなくなるから


私はもっと働きたいのに

わざと勤務日を減らして

いました。


で、自営業になると

自分の好きなペースで

働けます。

仕事しているときと

そうでないときの

境目はほとんど

ありません。


料理しながら

お風呂に入りながら

たいていいつも

仕事のことを

考えています。


針灸院とは関係のない

相談とか

打ち合わせでの

移動時間とか

お金になんて

ならないですけど

 

でも、私にとっては

どれも意味があって

大事なお役目です。

 

私にとっては

お金のために

イヤイヤ働いているわけでなくて

 

働こうと思えば

もっと働きたいくらい

仕事が好きなので

ストレスではありません。

 

私は自分の仕事で

得たいものが


たくさんのお金を

手にすることよりも

 

生きがい、

 

信頼できる人とのつながり、

 

人生をかけて

成し遂げたいこと、

 

追求していきたいこと、など


「目にはみえない豊かさ」を

感じられる時にこそ

 

「この仕事をして

良かった」と

思えます。


正直、社長業なんて

労働なんとか法にてらし

あわせたら

日本中みんな

とっくにアウトですよ。


あれは雇われる人を

守る法律であって


好きな仕事して

自由に自立して

自分で自分のことを

責任もって決めて

生きている人を

縛りつけることは

できません。


国の労働なんとか法の

定められている


いくら給料を

あげなくては

いけないとか


月に何時間以上は

働いてはいけないとかは


たぶん、仕事がそんなに

好きじゃない人に

最低限の休みを

確保するために

作った基準であって


3度の飯より

仕事するのが

好きな人にとって

有難迷惑な仕組みだと

思うのです。

(休みたいと言っているのに

休ませないとか


もっとお給料が

欲しいのに

あげないとかは

話が別ですよ。)

今回、みれいさんが

提示している

新しい時代の

働き方、

仕事との向き合い方は


みれいさんと

新しいスタッフさんとの

問題であって


関係ない人が

あーだこーだ言う

問題ではないのです。

人が週に何回

セックスしてようと

その人の勝手でしょ?

 

毎日したい人もいれば

 

ときど~きで

十分だという人もいる。

 

働くって性欲や

食欲、排泄と同じ

「生理現象」


人によって

心地いい働き方は

違うし


自分で選べるし


他人にあれこれ

言われる筋合いもない。