切迫早産で自宅安静をしているかたにお勧めです。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

先日、妊婦健診で
切迫早産を指摘された
妊婦さん。

本当は入院したほうが
いいと言われたけど
どうしても嫌だったから
なんとか逃げてきた、って。

「もりのこさんなら
なんとかしてくれる」って
言われても、
私も上の子は
35週で産んでる
‘前科者’ですからね(-_-メ)

でも、だからこそ
早産を避けられるもんなら
避けたほうがいいよ、
と口を酸っぱくして
言えるのですけど。

家で安静にしているように、
と言われた人は
一日に30分でもいいから
(5分じゃ少ないです)

「骨盤高位」を
試してみてください。




これは私が助産師として
産婦人科で働いていたときに
切迫早産で入院している
方によくやっていました。

お腹の張りを
調べる機械をつけて
薬をもうちょっと
増やそうか悩むようなときも

ぐっと腰をあげて
腹筋の緊張をとって
お腹の赤ちゃんの位置が
子宮のうえのほうの
広い位置に動いていくと
だいぶ張りが
抑えられる時が
ありました。

もちろん、無理やり
上向きの姿勢を
苦しいのに
我慢しながら
やっては意味がありません。

クッションや座布団を
足の下にも
てんこ盛りにして

まるで海の上に
浮かんでいるみたいに
脱力して
足の付け根の力を
抜くのがコツです。
(頭の枕はとって
くださいね)

こういうことは
別に針灸院まで
こなくても
外来の助産師さん、
看護師さんが
その場で指導してくれたら
済む話なのですが

今の医療現場は
こういう話はしてくれ
ないですね。

これ以上、お腹が張ったら
遠くの病院に
搬送になる、

もし生まれたら
赤ちゃんは保育器に入る、とか

脅かすような内容しか
話しません。

最悪のリスクについて
伝えることは
確かに必要だけど

結局、妊婦さんは
パニックになって
頭真っ白になって
帰ってくるだけで

自宅で適切な安静どころか
余計に不安になって
さらに張ります。

看護師さんも
知識としては
知っていても
実際に、次の患者さんが
後ろで待っているようなとき

仕事の手を止めてまで
診察が終わった人に
あれこれ言うことは
出来ません。

早産予防に骨盤ベルトを
巻くときも
巻く前に30分くらい
骨盤高位になってから巻くと
いいです。

この時期の妊婦さんの
トラブルの原因は
ほとんどが冷えです。

妊婦さんは汗っかきなので
まさか自分が冷えていると
思ってない方が多いです。

「まだ、安静に」と
言われているなら
足湯を一日3回くらい
やりましょう。

日中、クーラーをかけた
部屋で過ごすなら
冷え取りの靴下、
レッグウォーマー必須です。

夜だけでも
「さらしの腹帯」
巻いて寝るといいです。
(昼間は動くと
ほどけやすいから
外している人が多いです)

汗を吸ってくれて
さらに空気の層で
温めてくれるので
ほんとうにこの時期に
ちょうどいい。

何よりも
「気分がほっとする」と
言われる方が多いです。