もりのこ針灸院のおっぱいケアで大切にしていること | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

クリスマス、お正月と
食べ物や環境がb
変わると
乳腺炎のトラブルが増えます。

もりのこ針灸院の
おっぱいのケアが
ほかの助産院や針灸院と
違う点は

おっぱいだけを診るのでなくて
東洋医学的な全身的なケアを
大切にしてます。

大垣で漢方薬局をされていて
癌の食事療法や自然治癒を
広める活動をされている
高田理恵さんの投稿
紹介します。


<お手当ての意義と順序>

痛みをとる、
解毒を促進させる、
体質を変えてゆく・・・などの
養生の一つに
手当てというものが
あります。


手当ては文字通り、
手を当ててさすったり、
ツボ押しなどの刺激をしたり、
温めたりするもので、

小さい頃お母さんがやってくれた
、”痛いの痛いの飛んでけ~”
とさすってもらうと、
楽になった体験は、
多くの方がされていると思います。

一般的に痛みがある箇所は
気の流れ、血の流れが
滞っており、
鬱滞状態にあります。

また、解毒できていない
体というのは、
気の流れが塞がり、
臓器の力が低下して
代謝も落ちています。

元気な方の指先には
温かいエネルギーがあり、
その手でさすったり、
温めたり刺激を加えることで、
気血の鬱滞がとれて
巡りがよくなります。

気血が流れ鬱滞がとれれば、
痛みも解消します。

次にお手当ての
手順についてですが、
全身から部分に向かう順序で
手当てをします。

例えば、足のむくみや、
痛みを取りたいときに、
足のふくらはぎを
マッサージしたり、
足にお灸をしたりするのは
最後です。

まずは、入浴したり、
全身生姜罨法、
あるいは手足温浴などで、
末梢の血流を良くしておくと、
うんとよく効き目が
現れます。

また、例えば痛みがある方、
体がだるい方は、
その箇所を温めたり
さすったりする前に、

腰浴をしたり
肝腎のこんにゃく湿布や
ビワ葉こんにゃく湿布をしたりして、

解毒の2大臓器である
肝臓と腎臓に血液を集めます。

血液が集まるということは、
そこに酸素と栄養が届けられ、
臓器力が高まるということです。

すると、その後患部を
ピンポイントでお灸したりする
手当てをしたときに、
スムーズに痛み物質等が
解毒されてゆきます。

この前処置がなく、
患部のみを温めると、
返って痛みが増して
辛いことがあります。

痛みは治癒反応の一つといえど、
あまり痛みが強いと
不安になりますので、
なるべく痛みを
起こさない方が
よいかと思います。

まとめてみますと

1,入浴、ウォーキング、
ストレッチ、全身生姜罨法、
半身浴、手足温浴等で
末梢まで気血の流れを
スムーズにしておく

2,ビワ葉こんにゃく罨法、
腰浴等で
肝腎の解毒促進手当てを行う

3,気になる患部のマッサージ、
温灸、お灸等のピンポイント手当て

4,痛みが出そうな場合は、
さらにその後、里芋、そば、
豆腐等各種パスタを当てる

5,最後に耳の温灸等でリラックス

どうぞご参考ください。」




乳腺炎はおっぱいだけ
触っていても
治りも遅いし
治ったとしても
また再発を繰り返す
可能性があります。

根本的にお母さん自身が
自分で治して
自分で良質なおっぱいを
作る意識を育てていただく
必要があります。

もりのこ針灸院では
まずは針灸治療で
全身の気血の滞りを
改善して

肩や腰など
骨格のゆがみを整えて
リンパや血流の流れを
促します。

高田さんの投稿に
あったように
いくら身体が問題なくても
感情に怒りや欲求不満、
悲しみを貯めていても
気血は滞ります。

妊娠中に半身浴が
不十分だったり、

パソコンや携帯のやりすぎ
睡眠不足で脳が
疲労したり

仕事のしすぎ
家庭環境で
緊張をしいられていたり

感情を抑圧して
子宮の声と向き合わず

子宮収縮抑制剤や
鉄材をサプリメントのように
常用していた人や

お産で自分を
出し切れなかった人も

自律神経が乱れてしまい
産後のどこかで
自然の経過が
上手くいかないことが
起きます。

とくに大事にしているのは
足とお腹を
温めることと

肩関節のゆがみと
首から背中、
腰にかけての
筋緊張を緩めることです。

とくに脇には
全身のリンパから
血管へ老廃物を
流す出口があって

肩関節が歪んでいると
この出口の流れを
妨げるので
いくらおっぱいの
排乳をしても
肩が歪んでいるかぎり
また再発します。

これが普通の助産師さんでは
出来ない手技です。

ましてや
おっぱいケア現場にも
いたことがない
産科学的な医療トレーニングを
受けたことがないような
マタニティセラピストでは
安易な気持ちよさや
癒し感は提供できても

トラブルを最短最適に
解決する知恵も技術も
未熟でしょう。

逆にいえば
これさえ普段から
ケアできていれば
何を食べようと
多少、無理をしようと
乳腺炎にはなりません。

普段から
足湯をして
日中、体を動かして
お腹を緩めて
身体と心の毒が
たまらなうような
生活と考え方が
できていれば

多少、崩れることがあっても
お灸一個、
こんにゃく湿布一回で

誰かに会って
お茶でもして
気分転換できれば
なんとかなります。