「欲しい、欲しい」を手放す | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

昨日のブログ
「欲求不満」について
書きましたが

「欲しいものが
手に入らない」

「なりたい自分に
なれない」

とは違うということについて
説明したいと思います。

先に結論を言うと

例えば
「赤ちゃんが欲しい」と
妊活を頑張ることは
悪いことではないけれど

裏を返せば
「赤ちゃんができない
自分は
ダメな人間。

足りていない状態」と

自分で今の自分を
否定しているようなもの
だから、実は
自己肯定感が下がって

逆に‘引き寄せ’が
起こりにくく
なっています。

絶対に自分にとって
必要なものは
必要な時期に
やってくる、と

自分の運命を
信じている人、
神様にゆだねることが
出来ているような

‘引き寄せ自動発生装置’が
ガンガン稼働しているような人は

自分が自分を
選んでうまれてきたことに
感謝していて
絶対的な自信があります。

誰かを羨ましがったり
何かすごい人に
なりたいと高望みする
わけでもなく

今の自分で良かった、

明日死んでも
悔いないくらい
私の人生は最高で
最善を生きている、と
納得できています。

もちろん、
予期せぬような
トラブルや

怒ったり、悲しんだり
することは当然あります。

自分がもうちょっと
人間ができていれば
こんな失敗は
しなかったのじゃないか、

相手を傷つけることは
なかったのでないか、と
反省もします。

ですが、
「失敗も成功のもと」

「生きているだけ
まるもうけ」

と思えば
新しいアイデアも
わいてきて

失敗を最善に
変えていくことができます。

もりのこの患者さん
なのですが

冷え取りを頑張ったら
上のお子さんを
40代で自然に
授かった方がいました。

先日、久しぶりに
お会いしたら
「二人目の欲しいのだけど
上の子に
手がかかって
治療にも通えないし
半身浴もできないし…」と
嘆いていました。

その前に会ったときも
同じようなことを
言っていて

逆にいつも
ないものねだりを続けて

今の自分でいいやと
満足しないことが
この人にとって
心地よいエネルギーなのかな、と
感じました。

確かに一歩上の
自分を目指すことは
自分を成長させてくれます。

しかし、あんまりにも
すでに
与えられたものへの
感謝が足りないと

魂のほうが
もうお前の
「もっと、もっと」に
付き合うのが
疲れたと言っているように
感じます。

「もう一人、欲しいのに…」さえ
手放してしまえば

上の子を丁寧に
育てていて

旦那さんとは
何歳になっても
ラブラブで

自分のやりたい
仕事や趣味を
出来ている私、で
済むのになぁ…。

I am 不妊症

という自分の
肩書を外さないと
いつまでたっても
自分を苦しめ
続けることになります。

針灸院には
昔から
何年も西洋医学の
治療を続けてきたのに
どうしても赤ちゃんが
できなくて

最後の最後に
ダメもとで針灸を
受けたら自然にできた、という
方がいます。

そういう方たちに
共通しているのは

なんとしてでも
それにすがって
授かりたい、というより

針灸を受けていると
気持ちがいいし
好きだから、と
利用してくださっていた方が
多いです。

「病院の不妊治療
一色だったころは
勧められたことは
嫌でもやってたことが
多かったけど

今は自分がやりたいか、
やりたくないかで
決めて動いているから
気が楽」と
おっしゃっていた方が
いました。

もう自分では
ほとんど諦めていて
子どものために
貯めていた貯金を
崩して一軒家を買ったとか

今まで不妊治療で
行けなかった
海外旅行に行ったら
できたとか、

まるで
人間みたいに
話が通じる犬を飼ったとか

「欲しい、欲しい」を
手放して

呼吸するくらい
自分にとって
当り前にできることに
夢中で楽しんで
取り組んで

忘れたくらいのときに
できた、ということが
多いです。

これは赤ちゃん待ちに
限らず

仕事だったり

お金だったり

彼氏や婚活でも
同じことが
言えます。

こっちも過去記事
読んでみてね。