母乳が出ない人も、赤ちゃんが授かりにくい人も同じ。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

産後に母乳が出ない
ママさんも

赤ちゃん待ちの方の
治療もやっていることは
同じです。

子宮の血流を改善して
回復力を取り戻すこと。


出産していきなり
母乳が出る人は
いません。

まずは出産でダメージを
受けた子宮の傷が癒えて、

消耗した体力が
リセットして
最後にようやく
子どもを養うために
おっぱいにエネルギーが
満ちてくる。

もしお産に3日かかったなら
子宮や全身の疲労を
回復するのも
3日かかるし、

母乳が安定してくるのも
もっと遅れます。

20年前までは
携帯もメールも
インターネットも
出産前後に見ている人は
いませんでした。

赤ちゃんのお世話と
自分がトイレにいったり
ご飯を食べたりする以外は

みんなほとんど
静かに横になって
身体と心をしずめることが
産後の養生でした。


子宮にグワ~っと血流が
満ちて、体の細胞を
回復させることに
すべてエネルギーを
使っているようなときは

すごく眠たくなります。

他人のことが
考えられなくなります。

文字を読んだり
化粧をしたり
時間の感覚とか

人間が特に発達している
脳の大脳新皮質で
コントロールしている
ことがほとんど
できなくなります。

下の図でいうと
人間で特に発達しているのが
一番外側の大脳新皮質。

言語や思考など
理性的な行動や判断を
司ります。

真ん中の大脳辺縁系は
哺乳類が子孫を残して
いつくしみ
育てていく本能行動。

母乳をあげたり
子どもをかわいがったり
するのは大脳辺縁系が
司っています。

一番したの
「恐竜(爬虫類脳)」は
生命維持(自律神経)に
関連した働き。

心臓を止めようと思っても
そうはいかないように
人間の理性でコントロールできない
原始的な体の働きです。



産後に簡単なことが
覚えられなかったり
忘れてしまったり
すごい「バカ」に
なったような
感じがしますけど

人間脳を使わないように
することで

爬虫類脳で
身体の生命力を高めることができると、
産後の回復力も
いいですし、
母乳も良く出て

哺乳類(大脳辺縁系)として
子どもをかわいがる
子育て本能が目覚めるので

育児本なんかに
頼らなくても
なんとなく
感覚で
赤ちゃんの欲求に上手く
応えるようになります。

今の人は
寝てればいいのに
枕元に携帯を置いて
常にメールに反応して

面会の対応とかに
大忙し。

目の前の赤ちゃんの
反応に鈍感になります。

パシャ、パシャ
写真や動画を
撮影することに
一生懸命で

泣いていなくても
目は閉じていても

おっぱい飲みたいよ、という
赤ちゃんの発する
小さなサインを
感じ、読み取ろうとする
哺乳類脳が狂っています。

分からないことが
あるなら
目の前の助産師さんに
聞けばいいのに

余計な情報を
検索して

自分で不安と心配の
種を拾っています。

子宮にいくべき
エネルギーを
違う場所に使い過ぎで
消耗しています。

赤ちゃん待ちの人も
同じで

爬虫類脳、
哺乳類脳に
血液が行っていない人が
多すぎます。

紙ナプキン
食事の添加物、
化学物質だらけの
シャンプー、洗剤、化粧品、
白砂糖、
小麦、肉類の摂りすぎ、
予防接種、
補正下着、ストッキング
ハイヒール、
一日中クーラーの
効いた部屋で過ごす、
歩かない、

自然界に存在しない
人工的なものに
依存しすぎていると
本能的な生命力が
下がってきます。

当り前だと思っていることが
実はとても
子宮のエネルギーを奪う
要因になっています。