明宝出身のカリスマ助産師・矢島床子さんのお話し会、終わりました! | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

昨日は明宝のママたちが
企画した「めいほう映画祭」
第2日目

明宝出身のカリスマ助産師の
矢島床子さんによる
お話し会。



話を聴きながら
隣の席で
参加していたママさんが
大泣きしていて
なんか声をかけて
あげようと思いつつ

私も感極まって
言葉にならなくて

ただただ胸に温かいものを
ジュワ~と感じる時間でした。

(ママさんは
矢島さんの姪っ子の
助産師の畑佐樹里さんが
ちゃんとフォロー
してくれていました)

「私もこんなお産したかった」

「あのとき、こんなに
傷ついた」

「今でも忘れられない」

お産で受けた心の傷や
後悔、悲しみ、
消化しきれない想い…。

誰しも多かれ
少なかれ
抱えています。

命があるだけでも
有難い、

元気に育ってくれて
いるんだもの、と
言われたら
言葉にすることにも
申しわけないような気がして、

振り返る余裕もなく
毎日子育てに追われて

心の奥の消化できていない想いを
吐き出すことができないまま
日々は過ぎていく…。

もうね、
昨日はみんな
泣けて良かったね。

で、また次に
産む予定がある人は
ダメもとで
出産予定の施設に
「私がお産のときに
ずっと私に寄り添ってくれる
助産師さんはいますか?」

「私のおしもが
切れないように
好きな姿勢をとったり
会陰保護をしっかり
してくれる助産師は
いますか?」と
聞いてみてください。

決してそんな
余裕のない
施設だと分かっていても

それを聞くことが
最初の一歩です。

もし、誰も信じられないまま
退院してくることになったら
私に電話してください。

助産師はいつでも
あなたのそばにいます。

参加してくれた
一宮の助産師の
坂井桃子さんの
ブログです。

午後は助産師向けの
交流会。


いくら時代が違うとはいえ、
ここには書けないような
話もいっぱい話してもらえました。



真ん中の助産師さんは
美濃在住の80代の助産師さんで

お母様の代から
‘お産婆’さんを
されている
日本のお産の歴史を
語れる
「生き字引き」みたいな人。

矢島さんのお姉さんたちの
お産も介助されたそうです。

助産師という
職業は歴史が古くて

一度、助産師になれば
元気でいれば
働き続けることができる
息の長い仕事です。

国の政策や
時代の空気によって
影響を受けやすいとはいえ

やはり女性しか
産めないし、

口からでも
目からでもなくて
産道からしか
赤ちゃんは出てきません。

それはもう何千年以上前からの
生き物として
動物として
永久不変に変わらないもの。

犬や猿なら
ただ生きて種を残せれば
いいのかもしれない。

だけど、人間は
人と人との
関係性のなかに
生きていて

祝福されながら
守られながら
未来への希望を
託されながらでないと
お産を乗り切ることが
できないのです。

「万物の霊長」と言われるように
考えたり、
感情があって
記憶があって
文化を創り出したり

複雑な生き物に
なればなるほど
お産や命の形も
複雑になりますが

でも、どんなお産も
「あなたに生きていてほしい」という
愛あればこそ。

話をしてくれる
矢島さんもだけど

今回のお話し会を
企画・準備してくれた
スタッフさんたち、

話を聴いて
泣いている参加者さんも

一緒についてきた
お子さんたちも
愛にあふれていました。

さすがの矢島さんも
来る前は
話すのも得意でないし
とても緊張していたそうですが

ふるさとの兄弟、
親戚、仲間に囲まれて
とても楽しんでくださったようで
ホっとして帰っていかれました。

今日はマースフォトグラファー
松永知恵美さんの
写真展最終日。

午前中で片づけてしまうので
観たい人はお早めに。

今日は天気がいいので
弁当持ってきたら
みんなでお外で食べましょう。