岐阜県郡上八幡の
助産師＆針灸師の
加藤祐里です。
もりのこ針灸院では
針は刺さないし、
ぎゅうぎゅう押したり
揉んだり
バキバキするような
治療をしないので
何をしてもらっているのか
よく分かりません。
慢性的な症状や
長く薬を飲んでいたり
湿布を使い続けてきたような人は
一回や2回施術を受けた
くらいでは
大きな変化は感じにくい
かもしれません。
ですが、
冷え取りも同時進行で
はじめて
２～3か月くらいしたころに
何十年ぶりくらいに
熱を出して
寝込むとか
起き上がれないくらい
だるいとか
すごい下痢をするとか
ぎっくり腰とか
寝違いのような
患部とは関係のない
部位に急に痛みが出る方が
います。
どうしてかは
よくわからないのですが
何をされているのか
よく分からないという人ほど
そういう傾向が多い気がします。
発熱したり
寝込むことで
体の悪いところを
修復することに
エネルギーを費やします。
ぎゅっと無意識に
固まってきた
筋肉が緩みます。
普段、言いたいことを
我慢したり
あんまり泣かない人や
良い人ぶって
怒りを顔に出さないように
している人ほど
喉やあごのまわりを
ギュッと緊張させることが
多いから
風邪をひいたときも
痛みや炎症が起こりやすいです。
咳を何度もすることで
コンコンすることで
肩や胸部に刺激になって
緩ませる効果があります。
東洋医学では「肺」は
‘憂いや悲しみ’などの
感情と関係があるので
普段から泣くことを
我慢している人や
すごい悲しいことが
あったあとも
肩や胸の周りが緊張しやすいです。
熱がでたり
下痢をすると
体の老廃物が
排泄されやすくなります。
ですので、
普段あまり風邪もひかないし
寝込んだりしない人ほど
施術のあとに
まわりで風邪とか
流行っていないのに
なぜか体調を崩して、
ゆっくり養生したら
最初に痛かったところが
スッカリ良くなって
身体が軽くなった人が
よくいます。
ぎっくり腰になったり
寝違えが起こるのは
もともと痛みはあったのだけど
ほかの部分も
凝って張っていて
気づきにくくなっていた、
最初は腰や首の
痛みだったのだけど
その痛みをかばったり
我慢しているうちに
ほかの部分が凝って
張ってきた。
全身的にが緩んだことで
本当に悪かったところに
気づきやすくなったり、
痛みを認識する脳が
疲労していて
自分の体に起きていることを
感じ取る能力が
麻痺していたものが
リラックスしやすくなって
正常に働くようになって
体の変化に敏感に
なってきたのかな、と
思っています。
どちらにせよ、
頑張り屋さんで
真面目で
肩が凝っているのが
当たりまえくらいで
前のめりに生きている人ほど
緩んだり
休んだり
手を抜いたりするのが
苦手です。
自分に厳しく
生きている人ほど
自分の体が望んでいる声を
聴こうとせずに
自分とのバランスを
とるのが下手なような
気がします。
人に喜んでもらったり
人のために働いたり
仕事も嫌いじゃない人が
多いから
やりすぎてしまうので
しょうね。
病気もしないし
寝込んだりしないような
完全無欠な
健康体を手に入れることが
目的でなくて
時々、体調を崩しながら
無理するばかりも
良くないなぁと反省しながら
自分を甘やかして
手を抜いてあげることを
覚えることが
自分らしい幸福な生き方を
手に入れるコツなのかも
しれません。