人の心をつかむ仕事をしたいなら、やり方だけ真似しても上手くいかない。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

私の知人のAさんは
今は普通の会社員なのですが
いつか得意な
漫画やイラストの
仕事で活躍できるように
なることを夢見ています。

とてもセンスがあって
また次も読みたくなる
視点をもつ作家さん
なのですが、

とりあえず、
今できることを
コツコツ頑張るということで

毎日、 ブログで
自分の身のまわりで
起きたことをネタに
イラストを
書いているのですが

はっきりいって
つまらないのです。

もともとAさんと
出会ったきっかけは
私が尊敬している先生の
セミナーで出会ったのですが

その先生の裏話などを
描いたものは
本当に面白くて
また次が読みたくなります。

そして、
「この話(人・エピソード)を描いて~」と
いうとその場でスラスラ
5割り増しくらいに
美人・美男子で
面白さ倍増で表現してくれて

その人も気付いていないような
いいところを引き出して
くれる才能があるので

逆にAさんの
ワクワクが伝わってこない
作品をみると

「どうせ誰も
自分のブログなんて
読んではいないだろうし

毎日描かなくては
いけないから義務感で
描いている」のが
伝わってきて
Aさんのいいところが
発揮されていなくて
なんだかガッカリします。

Aさんいわく
「自分はなんの
面白みもない
生き方をしていて
自分のことを
ネタにしようとしても
自分でもあまり
興味が湧きおこらないけど

好きな人のことや
誰かを応援したいと
思って描くいているときは
とてもワクワクする。

そもそも自分は昔から
人より抜きんでたいとか
すごい有名になりたい
「欲」がない。

好きなことで
誰かに喜んでもらえたら
うれしいな、と思って
描くことを続けている。

だから、自分のことを
ネタにするより
好きな人や
好きな趣味の世界の
ことを描いて
それで誰かに
喜んでもらえたほうが楽しい」
と話していました。

これって、
色んなことに
共通して
言えることだと
思うのです。

うちの小学生の長男が
学校の漢字の宿題で
同じ漢字を
何文字も書く宿題が
あるのですが

面倒くさいから
適当に汚い字で
ぐしゃぐしゃぐしゃって
終わらせようと
するときみたいに

新しい漢字に出会って

書き順やトメや
ハライにも
意味があって

その漢字を深く
理解しようと興味を
持つ気持ちがないと

魂がこもった
学びはできません。

ビジネスを成功させるために
経営スキルを学んだり

ブログで集客できるように
文章の書き方や
カスタムを習って
フェイスブックも活用して
SNSを頑張ったり

人がいいと言っている方法を
真似して
せっせとやっているけど

どこか義務感だけで
いまいち、効果を
実感できなくて
‘なんとなく’
やっていると

お客様に「想い」が
伝わりません。

やり方だけ真似しても
その人の持っている
良さが伝わらないばかりか

雑な部分が目立って
逆効果に感じます。

誰かに雇われているときは
つまらない
いまいち意味も効果も
分からない仕事を
義務感だけで
こなしても
問題はないのです。

だって、雇われの
会社員の仕事なんて
この社会にとっては
誰がやっても
同じような結果しかでない
システムになっているから。

(それでも
想いをこめて
使命を感じて

目の前の仕事に
丁寧に取り組んだ人は
必ず他とは違う
結果に結びつきます)

でも、起業して
自分が責任もって
やっていくなら

つまらなくて
やりたくない仕事にも
情熱をこめて

人から見えないような
細かいところこそ
手を抜かないで
ちゃんとやることを
ここがけないと

すぐに正体バレますよ。

そもそも、
仕事が雑になるときは
その仕事が
実際に本当に困っている人や
世の中をよりよい
方向に変えていくために

自分という
存在がどんな影響力を
与えるのか
信じられていないとき
だと思うのです。

ビジネスで成功したいと
いう想いがあっても

心のどこかで
「自分なんて
どうせたいした器じゃないし
この程度でいいや」と
手を抜こうとする
自分がいる限り
魂がこもった仕事なんて
できません。

上手くいく
やり方を習って
理屈ではそれを
やるといいと
理解して頑張っているけど

ブログを書いても
お客さんの問い合わせが
特に増えるわけでもないし

自分の書いたものが
本当に誰かの
役立つのか実感が持てない、と
自信がないまま
続けていると

ブログを毎日書こうとする
意欲も減ってきます。

技術があるけど
売り方は素人、

たくさんの人に
自分の存在を知ってもらうような
発信方法や
表現方法は詳しくない、

お客さんの心をつかむ
文章の書き方を
習ったこともなければ
毎日書く習慣もない、という
素人が

結果を出していきたいと
思うのであれば

他の人が面倒くさがって
適当にやろうと
することほど

コツコツ、地道に
丁寧に想いをこめて
取り組まないと
他と差がつくような
結果なんて出ません。

いつか誰かの
ためになる、

いつか誰かを
勇気づけて
光のような存在に
なると

明るい未来を
信じて楽しんで
続けたことにこそ
人を惹きつける
才能や魅力になるのです。

「お客さんの心を
つかむような
上手い文章が
どうしたら書けますか?」と
相談されるので

今までは
「とにかく毎日
書くことです」と
答えてきましたが

それ以上に大切なのが
やり方だけを
真似して
テクニックだけ
磨くのでなくて

相手にラブレターを
書くように

読んでくれる
相手が幸せになるイメージを
しながら

自分の想いを丁寧に
何度も表現を変えながら
伝える努力と工夫を
重ねることが大前提。

何度も言います。

趣味ならいいです。

「趣味と仕事の違い」について
過去記事


自分の気分や直感や
体調や都合で
やったりやらなかったりで
動けば。

だけど、
仕事として
困っている人の
役に立って
結果を出していきたいなら

めんどうくさいとか
ピンとこないとか

しょうもないことを
理由にしないで
取り組んでいかないと。

こんなにいろんな
情報があふれかえる
世の中で
自分の存在を
知ってもらうことは
簡単なことでは
ないですよ。

ブログもフェイスブックも
お金がかからない分、
コツコツやり続けないと
結果なんて
でないですから。

すぐに結果を求めず
焦らず
腐らず
やるしかないのです。