岐阜県郡上八幡の
助産師＆針灸師の
加藤祐里です。
半年ほど前から
毎週、木曜日は
患者さんのSさんの
ご自宅をお借りして
施術会をしています。
参加者さんの
平均年齢70～８０才代。
Sさんのご近所の
お知り合いのかた限定で
体験会とおしゃべりを楽しむ
「木曜サロン」
と呼んでいます。
デイサービスに行くほど
老いぼれてはいないけど
喫茶店に入り浸るほど
暇じゃない。
病気じゃないけど
疲れがたまっている人や
ずっと自分に厳しく
生きてきた人が
自分のために
時間とお金を使って
いたわったり
連れ合いを亡くして
寂しい想いをしている人が
ほっと一息ついて
笑いあって
まるで実家にいるような
居心地の良さで
私のほうがお金を払いたいくらい
元気をもらえるお仕事です。
Sさんは
今まで私が冷え取りを
お伝えしたなかで
たぶん一番まじめに熱心に
実践して一番結果を
出している方。
ですので、
そこの木曜サロンでは
私の施術を待っている間に
Sさんからしこたま
冷え取りについて
指導されます。
お年を召した方の
冷え取りはマニュアル通りに
いかないことも多く、
同居で家族が多いと
長くお風呂に入りたくても
「ばあちゃん、
死んでるんじゃないか」と
家族が何回も見に来て
なかなかゆっくり入る
気分になれなかったり
腰が曲がると
足湯のバケツを運ぶのも
一苦労とか
ズボン下を何枚もはくと
トイレでパンツを下げるのに
おしっこが
間に合わないとか
靴下も何枚もはくのは
手先がおぼつかないので
難しいとか
色んな事情があるようです…。
参加者さんが少ないと
ランチに出かけます。
みなさま
70才代以上なのですが
胃袋は丈夫で
田舎の食事屋さんに
ありがちな
特盛ランチもペロリと
平らげます。
常連の80代のRさん語録がまた
名言ぞろい。
「私は今日、あった出来事や
会った人の服装や
食べたものを全部書いて
忘れないようにしているの。
ほかの何の取り柄もなくて
年齢的に
忘れることのほうが多いけど
でも、やっぱり一度会った
だけの人でも
覚えていてくれると
うれしいから」
「豊かって
ただお金がたくさんあって
家や土地をたくさん
持っている人でなくて
色んなことに興味をもって
面倒でもわざわざ出かけて
実際に見て感じて
好奇心旺盛に生きること」
「外食とかしたら
ただ食べるだけでなくて
盛り付けや
器にも
感動しないとダメよ。
同じような料理にみえても
当たり前だと思って
何にも感じないでいるより
意識して感動して
ちゃんと喜んで
あげることが
作ってくれた人にも
伝わるから」
なんかね、木曜サロンの
みなさまと
接していると
「自分なんてダメだ」と
挑戦する前から
諦めたり
一回や二回の失敗で
落ち込むような若い人や
子どもがどうだ、
旦那がどうだと
自分のことに
エネルギーを注がない人や
理屈ばかり立派で
上手くいかない理由を
他人や世の中のせいにして
行動を起こそうとしない人は
若くても
「豊かさ」とは
かけ離れた生き方を
しているんだな、と
気付かされます。
ということで
木曜のもりのこ針灸院の
治療は原則、お休みです。
水曜日も治療は
受け付けるので
ご相談ください。
もりのこ針灸院
予約電話
０５７５－６５－２１９０