「仕事と家庭のバランスはどのようにとっていますか?」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&鍼灸師の
加藤祐里です。

7月31日の東京国分寺での
なりたまなかさんとの
お話会が満席になりました。

参加者さんから
事前に質問を受けたので

ブログでも答えられるものから
答えていきたいと思います。

「仕事と家庭の
バランスはどのように
とっていますか?」

先日、郡上で開催した
「岐阜で活躍中の
女性から学ぶ
女性のためのチャンスの
つかみ方セミナー」で

岐阜市の美容室セザムの
美人オーナー武藤真紗世さんが

「始める前から
両立ありきで
考えるから

上手くできないんじゃないかって
あきらめてしまうことが多い。

まずはやりたいと
思うことを始めてみて
動き出していくうちに

助けてくれる人が
現われたり
仕事の形が変わったり
子どももずっと小さいままじゃ
ないから、

やり続けていうちに
なんとかバランスがとれてくるもの」と
おっしゃっていました。

私の場合、私の母も
私が小さいころから
働いていたぶん、

すぐ近くに働く女性の
お手本があったことが
よかったのだと思います。

私は同居していた明治生まれの
厳しい祖母が
家のことと、子どものしつけを
しっかりやってくれていたので

母は私の子育ては
ほとんど記憶にないくらい
ほったらかしでした(笑)

だから、母親が仕事と家庭の
両立が全く成り立たなくても
子どもは死なないし
学校でぐれたり、
社会で落ちこぼれにならない
と身を持って知っています。

母は本当に仕事が好きで
そのうえ、
家事や子育てを
しっかりしなければという
責任感も、思う存分にできない
罪悪感も全くない人でした。

ママ友もほとんどいなくて
学校の行事もできる限り
いかないから
家で他のお母さんの噂話や
悪口なんて一回も
聞いたことがない。

性格がいいんじゃなくて
そこに全く関心がない。

好きなことを思う
存分できているからか
(もしくは苦手な家事から
逃げる口実だったか…)

子どもが好きなことを
やることに
全く文句は言いませんでした。

おかげで私は
嫌でも自立するのが早かったから

学校に行く準備を
手伝ってもらったことはないし、

朝は白いご飯だけ
炊いてくれていたので
おかずが欲しい人は
各自、自分で作る。
(卵かけごはんや
ふりかけで十分でしたが)

忘れ物を学校に
届けてもらったこともないし、

学校の成績がどうだとか
人からどうみられているかとか
気にしないでいられたのは

あの母の性格のおかげです。

ですから、今、
自分が自営業で
子どもにあわせて
仕事をコントロールしているので

だいぶ、家のことを
できる状態なのですが

自分が小さいころのことを
思うとだいぶ、
子どもの問題に
手と口と気を使いすぎて

自分でなんとかしないと、という
自立心を育てていないなと
反省もしています。

でも、それも私の性格。

先のことを予測して
早めにぱぱっと動くのが
好きなんです。

私が毎日
気をつけていることは
よく寝ること。

習い事も夜遅くまで
していないので

晩御飯の前に宿題を
しあげてご飯を食べたらすぐに
お風呂に入って
子どもと一緒に寝ます。

夜の8~9時に寝ると
朝は4~5時くらいに
目覚ましなしで
すっきり目覚めます。

朝は半身浴や足湯をしながら
ブログを書いたり
本を読んだり
セミナーの資料を作ったり
晩御飯の下ごしらえや
常備菜を作っています。

みんなに忙しそうだね、と
言われますが

数年前、もっと子どもが
小さくて手がかかる時期に
助産師として
病院に勤めていた頃に
比べると

自分の身体をいたわる時間も
十分にとれていて
家のこともできているし
逆に暇なくらい。

あとはあえて言うなら
おかずは作りすぎないことかな(^_^;)

おかずが多いことに
慣れると
少ないときに
文句を言ってくるので

我が家はおかずは一つ。
あとは常備菜や漬物と味噌汁で
満足できるような
‘ハングリー’な子どもに
育てておくと

どこでご飯を食べても
感動してくれる子に育ちます。

晩御飯のメニューも
ワンパターンでいいんですよ。

月曜日はハンバーグ、
火曜日は魚、
水曜日はカレー、
木曜日はシチュー、
金曜日は野菜炒め、って

具だけ、その時期の
旬のものを食べる様にしておいて

その分、土日に
違うもの食べれば。

これだけでも
何を作ろうか悩む
手間が省けます。

家庭と仕事のバランスで
悩むというのは
たぶん、まだまだ
あれもこれも上手に
やらないと、と

器用な自分を目指しすぎていると
思います。

やりたいことを
実現させたいなら

同じくらい
やらないことを決める。

子どもの為に
手づくりのお菓子を
作ってあげたいと思うけど

どうせ、たまにしかやらないなら
スパッと道具は捨てました。

フルーツとか
おむずびとか
簡単に用意できるもので
お腹は膨れます。

人間関係もシンプルにしておけば
気を使う相手も
減りますから
悩むことが減ります。

その分、自分を豊かに
幸せにすることに
時間を使っています。