「小児はり」は針をさしたりせず、皮膚を気持ちよく撫でさする手技です。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&鍼灸師の
加藤祐里です。

ニュースで赤ちゃんの整体施術後に
死亡したと報道がでていますね?

私も妊婦さんや
小さな赤ちゃんの身体を
触る治療家として
心が痛みます。

手技そのものに
問題がなかったとしても
治療中に患者さんが急変することは
ありえます。

赤ちゃんではないですが
うつ伏せで背中をマッサージしていて
患者さんがぐっすり眠ってしまって

施術が終わって
お声をかけたら
気を失ってみえて
救急車を呼んだというケースも
聞いたことがあります。

その患者さんは糖尿病の既往の
ある方で、ただの低血糖症状で
飴玉ひとつあれば
救急車を呼ぶほどのことでも
なかったのですが

疾患の勉強や
救急処置を学んでいる専門家であれば
問診で既往歴や受診歴も
把握できると思います。

(もりのこ鍼灸院の施術では
眠っている患者さんを
起こすのが嫌なので
脈診で判断しています)

また、高齢の方が
施術後に腰痛が悪化したため
病院でレントゲンをとったら
骨にひびが入っていたと
クレームがきたケース。
(もりのこ鍼灸院ではないですよ)

お年寄りの場合、
ヒビが入っていても
痛みを感じにくくなっている
こともあります。

また骨がもろくなっていれば
くしゃみひとつでも
骨折することもありえます。

施術で全身の筋肉の緊張が緩んで
一番痛い場所が和らぐと
その奥の、2番目に痛かったところに
気づくようになることもあります。

骨を押したり
バキバキ鳴らすような施術は
一切しない手技の治療だったので

おそらく骨に入ったヒビは
違うことが原因だったと
思われるのですが

治療をみていなかった
家族にしてみれば
整体に行ったあとに何かあったと
思っても不思議がありません。

ですから、うちは
医療資格のある施術家だし
手荒な手技もしないから
大丈夫と他人事みたいに
批判するつもりはありません。

自分の手技と直接的な
因果関係はないと思われても

残されたご家族の気持ちを
考えたら
治療家として
母として
お互いの人生に一生
深い傷を残すことにかわりありません。

あらためて言いますが
もりのこ鍼灸院の
院長は10年以上
助産師としてお産や母乳育児に
かかわってきました。

はり師・灸師・あん摩マッサージ師の
専門学校を出て国家資格も
有しています。

強く押したり揉んだり
骨を鳴らすような強い刺激の
施術に疑問を感じ、

愛知県小牧市のFMT自然整体で
「そっと肌にふれる、揺らす」手技で
自律神経を整えることを目的とした
整体術を修得しました。

赤ちゃんへの施術は
小児はりをメインにしています。

小児はりは
スプーンの背中側の
平らな面で皮膚の表面を
撫でさすります。

治療中にお子さんが
嫌がるようなら
無理にはしません。

どんな小さな赤ちゃんも
私が触ることを
受け付けない時は
泣いたり、身体をねじったり
何らかのサインを出してくれます。

逆に普段、人見知りなのに
やってもらうと気持ちがいいことが
分かる子は不思議と身体を委ねます。

嫌がるようなお子さんは
ママにやり方を教えて
ご自宅で続けてもらうように
教えています。

小児はりは江戸時代から
行われており
夜泣きや疳の虫、便秘、イライラなど
自律神経を整える効果があります。

私はママさんには
技術的なことよりも

ママの子育ての環境や
心の状態、食事のことなどを
重点的にお話を伺っています。

おっぱいを飲んでいるお子さんなら
ママの乳質がよくなるように
食事、身体の冷え、生活リズム、
心の状態が影響します。

亡くなられたお子さんの
ご冥福をお祈りいたします。