逆児の方は冷えて、身体も硬いので体操だけでは効果はありません。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。

タレントさんが逆子体操をした
ブログの記事の影響か
もりのこのブログも
「骨盤高位」の検索が一気に増えています。

ひょろっと、細身のモデル体型の
人は逆子になる人が多いですね?

逆児が問題になるのは
妊娠28~34週くらいの間。

初産の方で22週くらいの検診から
ずっと逆子の位置が
変わっていないような方は

体操をやったくらいでは
治りません。

子宮は筋肉ですから
ずっと逆児が続くと
その形で固まってしまっているので

針灸で全身を調整するような施術で
子宮を緩めるような働きかけをしたり

必死で冷え取りをはじめるとかしないと
効果は出ません。

逆に35週に入って逆子だと
帝王切開の予約をしないと
いけなくなるので
そこから一発逆転でいきなり
治るのは経産婦さんならありえるけど
初産の方はそれほどないですね。

逆児のまま下からお産をトライするなら
安産の為にそれまで以上に
体調管理に勤めた方がいいですが

予定帝王切開で先に破水したり
陣痛が始まってしまうと
とても大変なので
それ以上の無理はしない方がいいと思います。

逆児の治療で針灸にみえる方で
なんとしてでも治したい人以上に
帝王切開にやたら詳しい人もいます(^_^;)

「友達(といっても2、3人なんですが)は
みんな帝王切開だった」とか

「元気に生まれれば
それでいいと思っている」

「普通に産むといつ生まれるかも
分からないし
体力的にも自分には無理そうだし」

「陣痛がこわい」

以前は私もこういう人に
気持ちを変えて欲しいと
思っていましたが

逆児になるもの赤ちゃんの意志、
下から生まれたければ治るし
そちらの方が都合がよいと思う方向で
結果をだしてくれるので

逆児の治療をしにきたのでなくて
「それでいいと思いますよ」と
言って欲しくて来たのかなと思って
ウンウンと話を聞いています。

ただ、逆子の方は
間違いなく冷えています。

肩こり、腰痛をはじめ
眠りが浅かったり
心配性だったりするので

出産まで足湯や半身浴
ストレッチは
続けましょう。

逆児でない人も
これからの季節、薄着になりますが
腹巻、靴下必須です。

恥ずかしいなら家にいるときだけ、
夜だけ履いてください。

冷え取り用の靴下なら
毎日、洗わなくても大丈夫ですし、
産後もしばらく家に居ることも多いし
お風呂にはいれないですから

4枚からと言わず
最初から10枚と
絹&ウール混合のレギンスも
買ってしまった方が
結果がだしやすいです。

もりのこ針灸院の逆児施術の方針としては
初産の方の場合、妊娠35週まで
施術に通っていただきますが

それ以降は自宅での
千年灸を続けてもらっています。

先日も逆子が治らなくて
帝王切開になってしまったけど
回復が早くて看護師さんに褒められたと
いう方がみえたので

やはり、帝王切開と決まっている方も
産後にスムーズに子育てをはじめるためにも
妊娠中から身体を整えてほしいです。