寒いから家でゴロゴロしている妊婦さんへ。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。

進藤義晴氏が提唱した
「冷え取り健康法」では
毎日、最低でも30分以上の
半身浴を勧めています。


体調によってはそれ以上の
時間も勧めていて
アトピー、がん、不妊などを
治したい人は6時間位入って
風呂で寝ている人もめづらしく
ありません。

「入れば、入るほどいい」のです。

安産のために冷え取りと同じくらい
大事なのは
「一日30分以上歩く」

なぜ、30分かというと
理想は「臨月になっても
小走りできるくらい身軽」になるために
本当は2時間位は軽く歩けるくらいの
体力が欲しいのだけど

とりあえず臨月に入る前に
30分歩ければ
最終的にはもっと歩ける様になるから。

やればやるほどいいと言うのは
半身浴と似ている気がします。

歩くことで全身に酸素を取り込む
力を促します。

冷えも血流が滞って
末梢や臓器に血流がいかなくなって
酸素が行き届かない状態なので
とても似ています。

妊婦さんはハードな運動が出来ない分、
お金もかからず毎日いつでもどこでも
ちょこちょこできる「歩くこと」が
一番向いています。

昔は日本人は車もなかったし
和式のトイレや畳の生活で
「しゃがむ」姿勢が多かったうえに

若いお嫁さんのほとんどは
小さいときから農社業をしていて
身体を嫌でも動かすことが多かったので
それほど意識しなくても
楽にお産ができたのかもしれませんが

今は妊娠前からすでに
生き物として本能行動である
お産や子育てをできなくなっているくらい

不自然な生き方をしている女性が
増えたので、相当頑張って身体を
動かさないと
普通のお産が出来ないのです。

子宮口が開いていないのに
歩くとお腹が張るというのは
冷えによるものも大きいけれど

お腹を支える足腰の力が
弱いために起こるので
出産や産後の体力を回復する
自然治癒力が備わっていないサインです。

「私は働いていたから大丈夫でしょ?」と
言われる人もいますが
看護師のように立ち仕事の人でさえ

歩きたりないと感じるような
難産になる人はたくさんいます。

労働によるストレスを受けた
身体の使い方と
安産の為に時間をとって
お腹の赤ちゃんが喜ぶような運動では
身体の使い方が違うからです。

「お腹がはるから
歩かないようにしていた」人ほど
妊娠36週になったら
かなりやばいと思って歩いてください。

郡上のような雪国では歩くことが
出来ない日は
雪かきや家の掃除なども
お勧めです。

「寒いから風邪をひいたら
マズイから外にでないようにしていた」とか
もう、論外。

風邪はただの食べ過ぎ。
妊娠中にひいておけば
免疫があがるから
子育てが始まれば丈夫になります。

寒くても汗をかくまで動いて
家に帰ったら足湯してください。