「自然に切れるとズタズタになるから、きれいに縫えるように切った方がいいんでしょ?」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。

助産院のお産では
基本的に会陰切開はしません。

赤ちゃんの頭が通ってこれるまで
おしもが柔らかく
広がってくるまで
待つお産をします。

自然に切れた傷は
緊急時の救急処置として
縫合をする場合もあります。

ある助産院のk助産師さんに
伺ったのですが、

K助産師はもともと
おしもの傷がないように
きれいに取り上げることが
苦手だったそうです。

最初の頃は縫っていたのですが
みんな痛がるし、
縫うのも上手にできないので

切れていても
流血していなかったら
縫わなくなったそうです。

すると、縫っていた頃と比べて
お産後に傷の痛みで
苦しむ人がずっと減って

一ヶ月検診の頃には
みための傷もきれいに治って
何も問題がなかったそうです。

ある日、助産師の産婦さんの
お産を取り上げたときに

結構、ざっくりヤバいかな…くらい
切れたのですが、
本人もイヤだと言うので
縫わなかったのですね。

1っか月たって他の素人のママさんは
自分の一か月検診は助産院で
受けて終わりなのですが

そのママさんはご自分が働いていた
産婦人科でわざわざ検診をしたそうです。

そしたら、医師から
「まったく切れなかったんだね?
さすが、K助産師はベテランだね!」と
褒められたそうです。

私も自分が働いていた
産婦人科で初産婦は
全員切る方針の施設もあったし、

会陰切開率が10%くらいの
産院で働いたことも
ありました。

やはり、いくらきれいに
縫ったとしても
人工的に切った方が
痛みは強いです。

k助産師の話からも
「自然にきれたものは
必ずきれいに治るし、

人工的に手をくわえれば
加えるほど
身体の苦痛は増す」

私も一人目を会陰切開をして
産んでいるので
よく分かります。

切開の傷を縫った場合、
抜糸の前日などは糸がつれて
逆に痛みがひどくなるんです。

普段は滅多に病院の痛みどめは
とらない私でさえ
我慢できずに飲んでいました。

二人目は助産院で産みましたが
裂傷があって、助産師さんが
縫いました。

痛みどめは飲まなかったけど、
身体は何も問題なく
授乳をしたり、子育ての不安はないので
3日位で家に帰れそうなのに
傷が痛いと自分に自信がもてないのです。

会陰切開をするか、しないかは
自分では選べない問題ですが、

全部医療者におまかせでなくて
妊娠中からケアをして
お産のことを勉強して
医療者に対して
出来るだけ切るのを待って欲しいと
妊娠中からコミュニケーションをとって
準備をしてほしいと思います。

自分自身が本来持っている
自然に産み出す力、

赤ちゃんが持っている
生まれてこようとする力を
引き出すような心と体のケアを
することで

傷ができたとしても
早く回復することができます。

「おまた講座」では
自宅で出産直前までできる
簡単なセルフケアを中心に
身体と心の準備をお伝えします。

もりのこ鍼灸院にて
随時、開催します。
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アロマセラピスト、ヨガ講師、
ベビーマッサージ、助産師、保健師さん
なども受けていただくと
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