一日三食食べるべきか? | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。

妊娠中の目標体重は人によって違います。

母子手帳に妊娠中の体重のチェックグラフが
あるので、妊婦健診で目標体重を
医療者に確認して
自分でも家で体重計にのって確認しましょう。

私の印象ですが
個人病院は比較的、医師が体重指導に
厳しいです。

患者さんが多い大きな病院では
それほど、本気で叱ってくれる医師はいません。

忙しいのもありますが
難産になれば早めに帝王切開にしてしまえば
いいので、どうしても下から産ませなくても
と考えている医師もいます。

外来で妊婦さんを泣かせてまで
体重増加を叱ってくれるような医師は
相当、愛が深い人です。

他の健康面は医療技術でなんとかできても
体重管理をするのは妊婦さん自身しか
できないからです。

先生が機嫌が悪いから厳しいことを
いうのでなくて
ママさん自身が向き合っていないと
医師も悲しくなります。

「一日三食バランスよく食べないと
お腹の赤ちゃんによくない」と
思い込んでいませんか?

お腹も空いてないのに
食べれば太って当然です。
(たいてい、その上運動しない)

妊婦さんで急激に体重が増えた場合、
東洋医学的には胃腸の消化力が落ちています。

いくら身体に良いものを食べても
胃腸の消化・吸収が低下していては
身体に老廃物として蓄積されます。

もともと、江戸時代位まで日本人は
一日2食くらいだったようです。

食べ物がそれほどなかったということも
ありますが、

人の身体には満腹の時に働く
ホルモンはとても数が少ないのですが

空腹時に作用するホルモンは
何種類もあり、
空腹こそが人の免疫や自律神経機能を
高めるとも言われています。

例えば、人が狩猟をして生きていた頃、
朝、お腹が空いても
それから狩りに出かけるので

獲物がとれないと
空腹を満たすことができませんでした。

冷蔵庫もありませんでしたから
もちろん、保存もできませんので

朝ごはんを食べれないことが
ほとんどでした。

妊婦さんは特に自分で狩りにでかけたり
獲物にありつくのが難しいため
木の実や草木などが
主な栄養源でした。

ですので、ちょっとの栄養で
赤ちゃんと二人分養うような
身体のシステムが備わっています。

今の時代に生きている私たちは
空腹かどうかよりも

「時間だから、食べないといけない」

「お腹がすくかもしれないから
今のうちに食べておかないと」

「人からいただいたから
断れない」という理由で
無理やり食べている時が多いです。

空腹がなぜ健康にいいかは
南雲吉則医師の本に詳しくのっています。


食べることが好きな人にとって
毎日、食事を我慢するのは
苦しいと思うので

例えば、満月・新月のときだけ
食事を減らしてみたり
(月のリズムにあわせて
行うのとホルモンの影響を受けやすい)

楽しんで取り組めると
いいですね。