職を転々とするような、頼りにならない父親のおかげで…。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。

働き者の母に比べ
父は職を転々として
収入も安定しない
‘ロクデナシ’な父親でした。

母と結婚したころはサラリーマンとして
スーツを着て仕事に行っていたそうですが

私が小学生のころは
トラックの運転手として
夜勤もあったので

昼間は家で寝ているので
友達を家に呼んだり
たて笛の練習ができませんでした。

私が高校生の頃にバブルがはじけ
母は出世していくのに
父の稼ぎはますます落ちこんで

その時の私は
日本の世の中で起きていることと
自分の父母の経済状態が一致していることを
理解するには十分、成長していました。

経済的に頼れなくても
人格が優れていれば
子どもは親を尊敬し続けることができます。

しかし、私の記憶にある限り
父と母の仲が良かったことはなく

母はいつも父の悪口を言っているか
たまに夫婦が一緒にいても
まともな会話は一切ありませんでした。

そんな母に対して
頑張って働いていることを
ねぎらうような言葉を発したことは
なかったし、

いつも母の言葉を無視していた父。

私はあんまり「結婚」に
良いイメージはなくて

男だからって頼りになるとは
限らないし、
働くことが好きとも
適職につけるとも限らない。

私はどんな人と結婚しても
経済的に自立して生きて行けるような女性に
なりたいと思いました。

私が手に職をつけて
親からも夫からも自立できるような
仕事に就きたいと思ったのは
父親の影響が強いと思います。

また、それと同時に
「女の幸せとは?」と
考えさせられました。

頼りになるパートナーをみつけて
仕事は辞めて、家庭をしっかり守ること?

崩壊した夫婦関係には固執しないで
離婚しても子どもを育て上げるような
経済的にも自立した職を得たり、
精神力を身に着けること?

子どもの数?
持っている豊かさ?
誰に愛されるか?
誰を愛すか?

決して正解はないことですし、
他の人から幸せそうにみえても
当事者にとってはそれが悩みと
言うこともあります。

私が助産師の仕事にはまっているのは
女性の生き方や価値観にたくさん触れることが
できるからだと思います。