郡上もりのこ鍼灸院
院長の加藤祐里です。
春にもりのこ鍼灸院主催で行った
「薪割教室」で先生になっていただいた
木こりの小森胤樹さん。
小森さんが薪割の前に
話してくださった森の話、
それを守り続けてきた先人の話は
本や新聞で知ったつもりになっていた
自分が恥ずかしくなるような
目からウロコのお話を
聞くことができました。
都会に住んでいたころ、
水道代が高い、安いと文句を言っていたけど
きれいな水が当たり前のように手に入るのは
森を守っている人々の
おかげだったことを忘れていました。
今回の「親子塾in白鳥嘉利」の主催者でもある
「おばあの心・陽だまりの家」の
坂井桃子さんも小森さんのお話を聞いて
心を動かされたお1人です。⇓
「当初は、ただ薪割りを楽しむつもりで
参加していた私です。
でも、薪割り前に
小森さんから
薪割りにまつわるお話や
間伐材のお話しを聞き
私はカルチャーショックのような
気持ちを抱きました。
山が好き、
山の匂いや景色にホッとし
本当に自然が好きと
感じていたけれど
私は、何にも知らないんだって。
山を手入れしてくれている
方々がいることすら知らないで、
自然が好きだと思っていたこと。
恥ずかしくも感じました。
もっと娘たちに伝えていこう、
娘たち以外にも
子供たちにも知ってもらえる
機会を微力ながら作りたい。
そんな思いで親子塾の
きこり先生として講師をお願いいたしました。
以前、岐阜新聞で山のことについて
次のように小森さん書いていらっしゃいました。
‘ 間伐がされていないから
地面に日光が差さず、
下草が生えない。
雨が直に地面に当たるので、
土砂崩れが起きたり、
川に流れ出して
水が濁ったりしやすくなります。
お年寄りからは、
「川の水が少なくなった」
という話しをよく耳にします。
山林から流れた土砂が
川底を埋めているからだと思います。
サツキマスは石の間に
卵を産みますが、
そういう生き物も住めなく
なっているのです’
小森さんは郡上の間伐材を使った
「郡上割り箸」
のプロジェクトリーダーです。
私たちが知っている割り箸は
外国の木を切って、たくさんの薬剤で
消毒したり、漂白されたものです。
郡上割り箸は‘間伐材’と言って
郡上の森で切った、商品にならない木を
加工して作られています。
なので、安い割り箸と違って
‘におい’があります。
割り箸の常識で料理の味を損ねるので
匂いがない方がいいと言われてきたそうですが
郡上割り箸の自然のスギの香りを
嗅ぐと、とても癒される気持ちになります。
もりのこ院長も何人かのお友達に
プレゼントしましたが、
パッケージもお洒落で
とても喜んでもらえました。
8月31日の「親子塾」に参加されたかたにも
ぜひ、郡上割り箸を触ってもらいたいです。
◆「親子塾」
8月31日(土)10時半集合・15時頃解散
◆場所 郡上白鳥・オーガニックカフェ嘉利
(郡上白鳥インター車で5分)
◆参加費 ひと家族5000円
◆申し込み
坂井桃子
℡ 090-9747-7821
moo29kei8-mado613@ezweb.ne.jp