逆児の経腟分娩を引き受けてくれる病院に転院する | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

妊娠35週すぎても逆子が治らなくて
どうしても経腟分娩にこだわりたいなら、
針灸治療を続けつつ

逆児のお産もうけてくれる病院に
転院することも選択肢に入れた方が
いいこともあります。

今さら病院を変わるくらいなら
帝王切開でいいや、と思うのは
ご本人の価値観ですので
無理強いはしてはいけませんが、

ひとりめで帝王切開になってしまうと
そのあとのお産でどこも悪くなくても
経腟分娩が難しくなってしまう
現代のお産事情がありますから

上の子の世話の心配をしなくていい
一人目のお産こそ、
多少遠い病院に行くことになっても
経腟分娩にこだわってくれる病院で
お産をした方がいいように思います。

大きな病院によっては
子宮収縮抑制剤の点滴をうちながら
腕の良いベテランの医師が
外回転に挑戦してくれて
治ったらまた自分が本来産む予定だった
施設でお産させてくれるところもあるので

下からのお産にこだわるなら
一度、転院先の病院に見学がてら
診察を受けに行ってみるのもいいと思います。

2年くらい前に大ベテランの針灸師の
先生のところにどうしても治らなくて
通っていた患者さんが
やはり逆子の経腟分娩をやっている
病院に転院して
初産なのに陣痛が始まって3時間くらいの
大安産でお産されたケースがありました。

そのときのベテラン針灸先生いわく
「逆子だったけど
脈や全体の気血のバランスは整っていたから
無理に頭位にする必要がなかった」と
言っていました。

お腹の赤ちゃんにとっては
頭位よりも逆子の方が生まれやすい
ポジションだったのかもしれません。

今はどこの病院でも逆子のお産が
できるわけでないので
針灸師も地域の産院の事情を
一通り把握しておいた方がいいと思います。