自然なお産(その2) | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

医学的な介入を行わず
自分の自然に持つ力だけで
お産が出来れば素晴らしいことですが

イコール安産とも限りません。

今の女性は若いころから
足腰を冷やして
食べ物も添加物が多かったり、
たいてい運動不足。

ヒールをはいて
パソコン作業をすることが多ければ
足首、腰、肩が硬く

動物的な感覚が鈍っていれば
陣痛の痛みを強く感じたり
子宮が開きにくい傾向があります。

普段の生活や考え方が不自然ですから
仕方ありません。

自然でさらに楽に産みたいなら
妊娠中からそのためのカラダと
心の準備をするべきです。

意図的に自分の安産の為に
準備をすることは
たぶん野生動物にはないから
自然とはいえないかもしれません。

お産や子育てに対して
恐怖心や不安感、孤独を
感じる感情をもった人間だからこその
行動ともいえます。

人間が長い歴史のなかで
どうすれば一人でも多くの子孫を残して
楽に生き残っていけるのか
考え出した知恵です。

お灸をすると安産になるというのは
何千年も前に分かっていました。

江戸時代、男尊女卑で虐げられていた
女性は寒くて暗く不衛生な
場所でお産をしなければいけなかったけど

産婆の登場で畳の上で
温かく安全な場所で
お産ができるようになりました。

その延長に近年の医学があり、
帝王切開があり、薬剤があるのです。

自然が良いと言われるけど
言葉だけが先走りして

自分なりの自然の定義を
見失っていないか
もう一度確認してみましょう。