初潮を迎えた娘さんに布ナプキンを使ってもらうために。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

明日はいよいよ
名古屋市瑞穂区ママサロンつむぎにて
布ナプキンセミナーです。

瑞穂区在住の助産師・坂井喜子さんと
布ナプキン作家・ticticの安川和子さんと
もりのこ院長のコラボセミナーです。

過去記事でも紹介していますが
郡上でアロマサロン「蓮舟」
をされている石神由加里さんの
ブログでこんな記事がありました。

石神さんのサロンに
小学5年生の娘さんを持つ
お母さまが娘さんの生理がきたので
体のことや布ナプキンに
ついての話を聞きたいと
親子でいらっしゃいました。

石神さんは
「女性の体からは固まらない
血液がでるんだよ

子宮からでる血「月経の血」と、
赤ちゃんが飲むお母さんのお乳。
この二つが固まらない不思議な血なんだよ。
この二つは命を育てる
素晴らしい血なんだよ」

と、お話すると
「えー!おっぱいって血なの!
じゃー牛乳は牛の血なの?!
赤ちゃんが飲むミルクは何で出来てるの?
お母さんのおっぱいじゃなくて
牛の血で出来てるミルクでも
赤ちゃんは育つの??」
と、とても驚いていました。


布ナプキン作家の安川さんと
はじめて布ナプキンの話をした時に

大きくなると性の話って
母親から娘に直接は
なかなか言いにくいけど
母と娘が二人でチクチク手縫いで
布ナプキンを作りながら

お母さんの生理がはじめて来た時の
話や初恋の話や
女にしか分からない話を
するような世の中になったら
素敵だよね、って話していたのを
思い出しました。

お子さんのおむつ外しを経験された
ことがある方なら分かると思いますが
一度、紙おむつに垂れ流す感覚を
覚えてしまうと

一定時間、我慢して
トイレで出すという
排泄のコントロールを獲得するのに
とても苦労します。

生理も同様で
初潮のときから布ナプキンを
使っていると
月経コントロールの知識や
特別なトレーニングをしなくても
自然にトイレで出すことが
できるようです。

紙ナプキンの弊害以上に
おまたの感覚に敏感になって
月経コントロールが自然にできる
身体になると
お産も楽になると思っています。

初潮を迎える娘さんに
どんなナプキンを勧めるかは
学校の先生でもなく、医療者でもなく
お母さんの役目です。

お母さん自身が毎月の生理を
楽しく、女性で生まれたことを
感謝して過ごしている姿を
言葉にしなくても
娘さんは無意識に真似て
女性性を獲得します。

思春期を迎えるような娘さんをもつ
お母さんならもう赤ちゃんを
産むこともないから
生理が面倒だな…なんて思わずに

娘さんに毎月の生理が楽しみに
過ごせるような考え方を
伝えられるようになるといいですね。