郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です
たいていの不妊症の患者さんは
「今まで自分はどこも悪くなかったのに
まさか、赤ちゃんができにくい体質なんて
思わなかった」とおっしゃいます。
ですが、東洋医学的に診させていただくと
胃腸が弱かったり、足が冷えていたり、
肩こり、腰痛、不眠、便秘、心配性など
子宮の状態を悪化させ、
妊娠を妨げている要因はいたるところに
みうけられます。
（もちろん、ご主人も）
妊娠がゴールになっていると
鍼灸で身体を整えて良い方向に向かっていても
些細な体調の変化に気づきにくく、
「今月も生理が来てしまった…」
「またあの辛い治療をうけるのか…」
と、余計なストレスばかり重ねるような
考え方になりがちです。
もりのこ鍼灸院は「不妊治療」はしません。
もりのこ鍼灸院の健康の目標は
「自分が自分で生まれてきたこと、
今生かされているこの時を
心から感謝できる」ことです。
これは不妊の方に限らず、
障がいを持っている人も
歳をとっても
どんな人でも共通して
目指すことができる価値観です。
妊娠をゴールにしていると
赤ちゃんができない自分を否定し続ける
ことになります。
結婚したら子どもができて当たり前、
できるだけ早く妊娠しないと
高齢妊娠のリスクが増える、
子どもを産まないと一人前になれない…。
いまだに子どものいる、いないで
人間性を評価されて傷ついている女性が
たくさんいます。
「子どもが欲しい」と思うことが
決して、悪いことではない分、
それに向かって全力で頑張らないことも
批難されてしまう傾向があります。
「子どもがいなくても
この体で、この人生を選んでうまれてきた
私に感謝できる」
これが、もりのこ鍼灸院の治療の目標です。
赤ちゃんが出来ようと、
できまいとどっちでもいいんです。
それよりも今の自分を
どれだけ大切に思っているか？
夫をはじめ周囲の人間や
自分をこの世に産みだしてくれた
ご先祖様のおかげで
今ここにいることを
感謝できているか？
そこに深く深く気づいていけることが
もりのこの健康の目標です。