郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。
ずっと、子どもなんてまだ
いらないと思っていた、
だけどそろそろ欲しいと思って
何回かチャレンジしたけどできない。
基礎体温もぐちゃぐちゃだし、
排卵も遅れがち。
子宮筋腫もみつかって
どうも、赤ちゃんが授かりにくいようだ。
自分では今までどこも悪くないと
思って生きてきたのに
妊娠を望んで
手に入らないかもと思った途端
‘不妊症’になる…。
私は不妊症という言葉が嫌いです。
最近は‘未妊’とか‘赤ちゃん待ち’とか
東尾理子さんなんかは横文字にして
お洒落感を出していましたが
それもただの言葉遊び、
使う人が‘劣等感’を抱いている以上
どれも同じだと思います。
針灸で定期的に身体のメンテナンスを
していると、西洋医学とは違った側面で
身体のメンテナンスを行うため
赤ちゃんのできやすい体に
整える効果があります。
科学的な実験でも
針灸によって子宮や卵巣の血液循環が増したり、
排卵誘発剤による副作用で
卵巣が腫れる症状などにも効果があると
報告されています。
生殖器に関わらず、
全身的に働きかけるため
ホルモン分泌や胃腸で食べたものを吸収して
全身の細胞に作り替える働きを助けるので
ご主人にも一緒に受けていただけると
なお効果が高いのです。
最先端の不妊治療施設でも針灸治療を
取り入れている病院が増えました。
私も以前は基礎体温をみながら
ツボを選んだり、
早く妊娠できるようにと
針灸治療をしていた時期がありました。
ですが、「妊娠」をゴールにする治療に
疑問を感じて
針灸院をはじめるにあたって
「不妊治療」を目的にした治療はしないと
決めました。
「針灸にあんなに通ったのに
全然、赤ちゃんが授からなかった」と
おっしゃる方がいます。
肩こりや腰痛は痛みがとれたら
効果があったと実感できますが、
いくら効果のある治療をしても
不妊の方にとってみれば
子どもができる、できないがすべてです。
子どもがいつ授かるかとかなんて
魂が決めることです。
自分が生まれてくるときに
今世で魂が成長するように
人生のシナリオを決めて
子どもをいつ頃、何人授かるかとか
すべて自分で決めて、神様と契約して
生まれてきます。
子ども自身も「あのママが良いな～」と
お空で順番を待ちながら
自分がいつ生まれて
人生で何を成し遂げるのか決めて
生まれてきます。
不妊治療を頑張ったから
優先的に来てくれるわけでなく、
自分の人生のシナリオにないことは
どんなに努力しても手に入らないのです。
（でも、無駄な努力は何もなくて
苦労した経験から何かを学ぶことが
とても大事なシナリオだったりします）
不妊症にいいサプリとか○○療法とかありますが
赤ちゃんが授かることがゴールになっていて
自分の身体に起こる些細な変化を
感じ取れないような状態では
何をやっても‘不幸な不妊症患者’のままなのです。