郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。
開業するにあたって
コンサルタントの方には何人か
お会いしました。
広いようで狭いこの業界、
コンサルタント料金も高い安い
新規顧客保障とか
ホームページコンサル付きとか
色んなうたい文句を掲げています。
私のこれまでの経験として
いくら有名で結果を出している
コンサルタントとはいえ
実際にあなたの治療院に来て
治療を受けてお金を払ってくれるくらいの
熱心さがないようなら
頼むのを辞めた方が良いと思います。
メールコンサルなども受けたのですが
所詮、一般論的なことは
ブログやメルマガ登録で十分
情報を仕入れることができます。
何より治療院に来る気のない
コンサルタントは地図上の他の治療院と
人口の分布図だけをみて
数字上のアドバイスしかできません。
でも治療って数字ではないんです。
産婦人科で働いていた時に
たいていどこの産院でもとっている
患者さんアンケートの
ここで産もうと思ったきっかけの
理由の第３位はたいてい
「電話の応対が良かったから」
医療の腕でなくて
医療事務の子の声の雰囲気と
話し方と性格が経営に反映します。
コンサルタントの多くが男性か
お産も子育てもしたことがないような
バリバリのキャリアウーマン。
助産師が何をする人かすら知らない。
奥さんも子どももいても
どういうニードがあるのかも
よく分からない。
妊婦さんや赤ちゃんに鍼なんて打っていいの？
なんてレベルのコンサルタントは
話しながらこちらがお金くださいって時があります。
本当に良い仕事をする気のある
コンサルタントなら
相手の仕事を受ける前に
施術を受けて
知らない業種なら調べてからでしか
アドバイスができないはずです。
自分のセオリーにそって
そのまま真似すれば成功します、
とりあえずこの資料を全部読んで
自分がやっていないことを
まずは始めてください、
という、コンサルタントのやり方は
どんなに画期的だったとしても
たぶん３年もたてば
また真似され飽きられ
意味のないものになります。
今までコンサルトしてきた治療院の
売り上げを何パーセント伸ばしたなども
つられやすいですが
どんな有名ラーメン店も
ずっと同じように流行っていることはありえず
テレビなどに出て派手に売れた後
必ずと言っていいほど潰れています。
大事なのは流行っている時より
そのあと、興味だけでお客さんが
行かなくなった後に
どうやって人を引き付けられるシステムを
身に着けられるかだと思います。