子どもの夜泣きの意味するもの | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

明けましておめでとうございます。

たくさんのブログから当ブログに
お越しいただいてありがとうございます。

年末に‘小児はり’について
2歳のお子さんの夜泣きにお困りの
お父様からお電話がありました。

岐阜市内(もりのこ鍼灸院から
車で1時間以上かかります)に
住んでみえるそうで、

針灸院にお子さんを連れてくるのは
たいてい母親が多い中、
娘さんの夜泣きが良くなるように
母親任せにせず、
お父様が調べて電話をくださる
娘さんを思いやる気持ちに
とても感動しました。

東洋医学では‘母子同症’といって
3歳くらいまでの子どもは
母親と‘氣’を共有すると考えます。

漢方薬など子どもの治療のために
母親に飲ませる方法もあります。
(母子同服)

特に言葉で上手く表現できないような
小さな子どもほど
夜泣きや発熱などの身体のサインで
気の変調を発信しているように感じます。

下の子が生まれる前に
熱を出してママが看病疲れで
陣痛を迎えることになったり

下の子が産まれるときに
自宅で寝ていた上の子が
突然起きて赤ちゃんが生まれたことを
教えてくれたり、

離れていても母親の状態を
感じとる子どもはよくいます。

気は目に見えませんが、
動物や子どもなどは敏感に
感じやすいそうです。

また食材を選んだり
調理する時の心の状態も
料理の気に影響を与えます。

子どもに症状があると
ついつい子どもの状態だけ
関心を向けがちです。

時には今までこだわって
頑張ってやってきた自分の子育てが
本当は間違っていたのでは…と
自分を責めているママもいます。

ですが、ママの身体の不調、
睡眠不足、冷えや食事の問題、
言いたいことややりたいことができずに
我慢し続ける生活を送っていませんか?

知らず知らずのうちに
積もり積もった身体や心の緊張が
お子さんに伝わってしまうのです。

ママがホッと一息つけるような
心の余裕がお子さんにとっても
安心につながります。

娘さんの夜泣きを心配するお父様には
ぜひ、奥さまに「いつも頑張ってくれてありがとう」の
一言ねぎらいの言葉をかけてほしいです。