お子さんに生まれたときの話をしていますか? | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

郡上もりのこ鍼灸院・院長の
加藤祐里です。

今日、4歳の次男が保育園で
赤ちゃんが生まれてくるときの絵本を
読んでもらいました。

家に帰ってきた次男が
「お母さん、『へその緒』みせて」
と自分から言ってきました。

これまで何千人以上の人に
とれた臍の緒の説明をしてきた私です。

そのままみせても
「気持ち悪い~」って言われるのは
よくある反応なので

「赤ちゃんのお臍から
ママから酸素や栄養をもらうために
血液が通っているんだよ。

生まれたら臍の緒を切って
乾いてからとれるから
硬くて小さくて一人にひとつしかない
大切なものだから大事にしまってあるんだよ」
と伝えました。

長男と次男が生まれたときの
写真をみせながら
生まれた直後は臍の緒も
プクプクとしているけど
何日か経つと乾いてきて
自然にとれるんだよ、と

いつかこういう話をすると思って
臍が乾いていく経過の写真も
撮っておいてようやく役に立ちました。

性教育は小学校や中学校の
授業でやるから
親は特に話さなくても大丈夫と
思っていませんか?

私は産婦人科の外来で働いていましたから
十代の望まない妊娠の原因が
家族や母と娘の問題にあると
感じています。

「まさか、うちの子に限って…」
どの親もみんなそう言います。

親に隠し事をし始める
小学校の高学年になってからでは
もう遅いと思います。

コンドームのつけ方を
教えるだけが性教育ではありません。
性と言う字は「心」と「生」が
組み合わさっています。

生まれてきたときに
大人たちがあなたの命を
どれくらい大切に思っていたか、
無事に生まれてきてくれることを
みんなが祈っていた気持ちを
伝えてやることが「性教育」なのです。

4歳の男の子でも
ママの生理のことや
赤ちゃんが生まれてくる場所に
関心を持ちます。

「どうして?」と聞いてきたときこそが
性の話をする一番のタイミングです。

ちょっと難しいかなと思うくらいの
表現でも十分、納得しています。

はぐらかしたりしないで
ありのまま、
ママ自身の言葉で伝えてください。