赤ちゃんが泣くことと姿勢の関係 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

5/26(土)に行われた日本コアコンディショニング協会
「キッズ体操セミナー」


講師は岡田康邦トレーナー

以前の記事でも
姿勢を支える「インナーマッスル」
大きな関節を動かす「アウターマッスル」について
述べましたが

乳児期の泣いたり、
寝返りをうって、
ハイハイして
お座りをして
立ち上がるまでの発達の動きが

姿勢を保ち、
バランス感覚の良い身体の基礎となります。

「うちの子は集中力がなくて
少しもじっとしていられないし
何をしても不器用だわ…」と
お悩みの親御さんも

決して、息子の性格のせいでなくて
赤ちゃんのときの発達で
するべき動きをしてこなかったことが
原因なのです。

例えば、
日本の狭い部屋に、
大きなソファなどを置いてある家では
ハイハイをしないで
つかまり立ちをしてしまう赤ちゃんが
たくさんいます。

親は早く大きくなってくれれば
心配ないように感じますが、
ハイハイによって培われる筋肉が
発達しません。

キッズ体操は
今までの発達の過程で
身体が学び損ねてきた部分を
大きくなってからも‘再学習’できる
プログラムです。

3歳からできる簡単で楽しい内容で
特に運動や筋肉の細かい知識がなくても
指導できるので

保母さんや学校の部活の先生、
リトミックやお習字の先生などにも
大変お勧めです。

お産後のママたちに
「赤ちゃんって泣かしたまま
放っておいていいんですか?」聞かれます。

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赤ちゃんはおギャーと泣くことで
図の黄色い腹壁の筋肉を鍛えます。

肺を入れている肋骨や
腸や子宮をいれている骨盤
背中側では背骨を支えて
動きを与える人間としての
基礎となる筋肉です。

我が家の長男は
赤ちゃん時代、ほとんど寝てる子で
そのうえ、親も気張っていたので
少し泣いただけでも
早押しクイズのように反応してました。

だからか、その後のハイハイや
お座りも変わった形で
いまだに不器用です(^_^;)

一方、次男は長男の
「3倍泣いて、3倍寝ない」
赤ちゃんだったおかげで、
長男より確かに
転んだりすることが少ないです。

泣かせて丈夫な体つくりを
目指すことと
泣かせたまま‘無関心’
でいることは違います。

次男の時に泣いていても
平気で過ごせたのは、

私が親として精神的に
図太くなった以上に

手はかけられなくても
心をかける、ということが
できるようになたからだと
思います。

子育てが不安だったり
ストレスでいっぱいになっている
ママにとっては
赤ちゃんが泣いていると
とても追いつめられるような
気分になりますから

正しいことだけを
主張する気はありませんが、

赤ちゃんが泣いていたら、

野球部員が頑張って走り込みを
しているのを応援する気持ちで
「ファイトです!」って
赤ちゃんを応援してみましょう。