布ナプキンとお産のトレーニング | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

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数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

布ナプキン初心者でしたら
紙ナプキンの上に
布ナプキンのホルダーを重ねるだけでも
それなりに効果はあるようですが、

今までナプキンに垂れ流していた月経血を
おしっこやうんちと同じように
トイレで流せるように
「月経コントロール」のできる
身体を目指しましょう。

布ナプキンの欠点は「洗う手間」

ですが、トイレで流すことができれば
洗う手間を減らすことができます。

新潟の整体師さんで
ノーナプキンの普及活動をされている
京谷奈緒美さんのブログはこちら

月経の血液に塊やどす黒さ、
痛みがひどくて痛みどめが手放せなかったり
生理に関して何らかの苦痛を伴っている方が
布ナプキンに替えるなんて
漏れたりしないかすごい心配になると
思いますが、

月経血をナプキンに垂れ出すという
イメージから
トイレに流せるように
おしも(会陰)を閉めるときは閉めて
緩めるときは緩めることを
コントロールできるようになることが目標です。

私も布ナプキンの使い始めのころは
「漏れたりするのがイヤだから」
まめにトイレに駆け込んでいましたが

今では「出ないようにキュッとしめて
必要時にトイレでだす」ということが
できるのでナプキンを洗う枚数も減りました。

今はまだ「意識して頑張って」やっていますが
おしっこやうんちのように
頑張らないで無意識に
できるようになるのが目標です。

この取り組みをして
気づいたことは
おしも(会陰)に意識を集中することは
安産にもつながるということです。

現代の私たちに難産が増えたのも
生活が便利になって
足腰を使うことが減ったとか
その他の色々な原因もありますが、

紙ナプキンを使って
垂れ流しのまんまで
平気になってしまうことは
神経や筋肉が退化して
麻痺させてしまっている可能性があります。

子宮口が10センチ開いて
赤ちゃんの頭が見え隠れするくらいに
下がってくると
産婦さんはうんちをしたいような
「いきみ感」が出てきます。

陣痛の強弱も個人差があり
いきみ感を感じ方も人それぞれですが、

これは仙骨の神経の部分が
児頭で圧迫されると
反射手にいきみたい感じがでる
神経の特徴でもあります。

ここの神経の部位を内診などで
指でグッと刺激しても
あまり有効ないきみ感に
つながらない人がいます。

「頭はすぐそこにあるのに
陣痛が弱い」というパターンです。

心音さえ良ければ
慌てることはありませんし、
陣痛が強くなるのを待つしか
ないのですが、

分娩第1期の子宮口が全開するまでは
逆にスムーズなくらい早く経過した人に多く
体力の消耗による
微弱陣痛は考えにくく、

痛みに強い、というより
逆に陣痛に鈍感、という印象を受けました。

神経は使わないと退化します。

月経血を一滴も
もらさないぞと意識していると
そういう集中力がついてきます。

「夜とか寝ている間に
出てこないの?」と
思われるかもしれませんが

夜中におもらしを続ける大人は
たくさんいますか?

たいていの人が
したくなったら目が覚めます。

月経血も同様で
トイレで出そうという意識が
高まれば、
目も覚めますし、
パンツまで汚すような粗相も
ほとんどありません。

妊婦さんは生理がないですから
今さら布ナプキンで安産対策は
できませんが、

お産後に再開したら
おばあちゃんになったときの
尿漏れ対策もできますから
ぜひ、使ってみてくださいね。