条件反射を利用した安産の方法 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

「初産の方の場合、
本当の陣痛が始まってからも
10時間くらいかかるので

慌てて入院することは
ありません。

たいていの人が
本当の陣痛が
始まる前、1週間くらいになると

夜、10分毎くらいに
お腹が張ってきて

朝になるとおさまる
という前駆陣痛が起こります。

痛みに敏感な人や
いつ生まれるのかと
過敏になっていると

この前駆陣痛を
痛く感じて
身体に力を入れすぎてしまい

体力を必要以上に
消耗してしまいます。

痛みが始まっても
2時間様子を見て
痛みが強くならなければ
自宅で様子をみましょう」

ここまでは
一般的なお産のテキストに
書いてある説明です。

ですが、
「陣痛に本当の陣痛と
偽物の陣痛があっても
区別なんてつかない…」

と、
とりあえず病院に行って
先生にみてもらって

「産ませてもらう」
気持ちになってしまう
産婦さんが多くなってしまうのかも
しれませんね。

お産の事故に関した
ニュースなどを聞くと

早めに病院にかかって
とにかく入院さえさせてもらえば
安全のような
気になります。

入院してとくに何も
処置をしていなくても
産婦さんにとっては
非日常の特別な環境ですから
決して、心からリラックスできて
いるわけではないのです。

お産の時の
呼吸法もそうですが

痛くなってから
ずっと助産師さんについてもらって
誘導してもらえば
妊娠中に練習する必要はないですが

たいていの産院では
そこまでの人的な余裕はないですから

自分一人で
条件反射的に
力を抜いて
リラックスできる、
心を落ち着かせる方法を
身に着けておきましょう。

条件反射とは

イヌに餌を与える前に
ベルを鳴らすことを
続けると

餌を与えなくても
ベルを聞いただけで
よだれがでてくることです。
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いよいよ陣痛がきたそのときに
意識でリラックスしようと思っても
緊張の方が強くて
芯からのリラックスはできません。

妊娠中から
一日一回、時間を決めて
心を落ち着かせる
イメージングや
儀式を続けるようにすれば、

実際の陣痛が来たときに
その儀式を行えば
条件反射で体が
リラックスしようと
動きます。

入院して、
いつもと違う環境でも
その儀式を行って
自分を取り戻す。

手軽なのは
アロマ芳香。

アロマそのものに
お産を進ませたり
リラックス効果がありますし、

匂いの刺激は
大脳新皮質を経由しないので
意識して考えたりする
影響を受けにくいのです。

においは記憶とつながっていますので
その匂いをかぐことで
身体が反射的に
いつもの落ち着いた自分を
とりもどしてくれます。

妊娠中にその匂いを嗅ぐときは
できるだけ
前向きなイメージをしましょう。

「陣痛は痛くて苦しい」
「ちゃんとおっぱいが出るのか不安」などと
マイナスな感情を伴うイメージでなくて

できるだけ、心がワクワクするような
イメージで、

海にプカプカ浮かんでいたり

きれいなお花のつぼみが
ほころんで
ゆっくりと咲くような

ママとパパが心から最高の笑顔で
あかちゃんを抱っこして

抱っこしてもらった赤ちゃんが
とても幸せな気持ちで
出会えたことを喜んでくれている…。

そういうイメージを持って
香りを嗅いでください。

出産時の病室に
アロマポットを炊くのは
難しいかもしれませんので

ハンカチやパジャマの襟に
一滴垂らして使うといいですね。

早産の心配のある精油もありますから
マタニティにくわしいアロマテラピストに
助言をしてもらって
お気に入りの精油をみつけるといいですね。