安産の定義って? | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。


皆さんにとって
安産って
どういう状態でしょうか?

分娩所要時間が短い?

痛みがない?

自分の理想のバースプランを
完璧にできたとき?

実は医学的には
安産の定義ってありません。

正常か異常かは
ありますが、

安産か難産かは
本人が決めることなんです。

ものすごく、時間がかかって
途中なんども
「帝王切開にしてほしい」と
言っていたような人が
自分は安産だった、と
言われることがありますし、

すごい短時間でお産されて
母子ともに何も問題なく
お産できても
「すごい嫌だった」と
おっしゃられることもあります。

私なりに感じていることは
貧乏でも幸せな人がいるように

その人なりに幸福感を感じられた
お産が安産なのかな…と
思っています。

ですから、赤ちゃんやママの命が
途中で危なくなって
予定外に帝王切開になったとしても

ママが納得して
帝王切開を受け入れて
無事に命が助かったことを
感謝できれば
安産と言えると思います。

当院では
‘安産のための鍼灸施術’を
うたう以上、
施術を受けたら
こういう結果がでた、と
言い切れないといけません。

新しい土地で
私の事を全く知らない土地で
開業しますので

私の施術を受けて
すごい安産だったから

また産みたいと思う人が増えて
郡上の出生率があがった、とか
夢見てます。
(これはエビデンスでなくて
妄想です)

私なりの
自分の安産施術の目標は
「また産みたいと思ってもらえる
お産をしてもらうこと」です。

もちろん、正常分娩で
できるだけ自然な
お産になることも
評価のひとつですが

病院によっても
治療の方針はかわりますし

その時の状況によって
避けられない医療行為もあります。

自分のお産が
思ったようにいかなくて

いつまでも自分を
責め続けているママがいます。

異常になったけど
赤ちゃん元気だった、
助かって良かったって

ひとつの形を
実現することだけに
こだわるより

頂いた命に柔軟に
感謝してほしいです。

当院に妊娠中に
通っていただくことで
お産や陣痛に対して
恐怖感をなくし

日々の食事や運動を心がけて
出産に向けて
適切な生活をとりいれて

今の自分の命があること
新しい命を授かることに
あらたな感謝を
抱いてお産を迎えてほしいと
思います。

たぶん、どんな経過になっても
「やることはやってきた。
赤ちゃんがそういう形で
生まれるためのストーリーを
作ってくれたのだから

赤ちゃんからのメッセージを
受け入れよう」と
思えた時、

良いお産ができたなと
思えるのでしょう。

なかなか産んですぐは
子育てでいっぱいいっぱいで
振り返る余裕もありませんから

お産後に赤ちゃん連れて
お産の時のお話をしにきてくださいね!