小学生のころに農村留学した思い出 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

今の家は結婚したときから住んでいます。


会社の社宅扱いなのですが、

その時の私の勤務先からも通いやすく

夫の実家にも近かったからという理由で住み始めました。


夫は名古屋から3時間くらいの他県に本社のある

名古屋支店所属の営業マン。

基本的にお客さんの会社にいることが多く、


平日はほとんど出張や残業で

晩御飯を家族そろって食べることはほとんどできないし


土日も必ずどちらかは出勤なので

泊りの予定などは立てられない生活でした。


私は長男の出産で勤めていた病院は辞めていて

3年後にパートして復帰していましたが

正直、正社員になる気がなく


夫の扶養の範囲で楽に働くのがちょうどいいと思いつつ


もうちょっと妊婦さんへの鍼灸ケアを

できる環境ができたらいいな…となんとなく

思っていました。


我が家は地下鉄がすぐですし、

保育園も買い物も歩いて行けるところにあるので

自家用車を持っていませんでした。


私も運転できないので

子どもが小さいと行くところは

もっぱら近くの公園。


それでもうちの子どもは男の子二人、

ありんこ一匹で1時間は盛り上がれるので

問題ないのですが、


やっぱりたまにはどこかへ

出かけたいと思いますよね?


で、夫は口では

自分はアウトドアが好きで、

子どもたちも連れて行きたいというわりには


付き合ってから彼がアウトドアらしいことをしているところを

私はみたことがありません。


私も夫も基本、文系。

趣味は読書と昼寝。

一日中、パジャマで過ごしても苦にならない

インドアな性格です。


これから先、夫が今の会社で働く限り

子どもたちをどこかへ連れて行くのは

基本、私の役目。


でも、そういうの得意じゃないし…。


あっそうか!

特別にどこか連れていかなくても

アウトドアの中で生活するというか

玄関あけたらそこがアウトドアみたいな環境で

勝手に子どもが遊べて

私はインドアに過ごせばいいんだ…と

単純に思いついたのでした。


私は小学生のころ、夏休みなどに

1人で宿泊体験などに参加するのが好きでした。


兄は一回行っただけでもう二度と行かなかったけど

私は毎年、いろんな企画のものをはしごしていました。


実家の母も働いていたので

私がいないとちょうどよかったのも

ありますが、

寂しかった記憶はまったくありません。


特に愛知県の豊根村という山奥の村に

1週間くらい行ったことを一番覚えています。


4泊5日は一般の農家さんに

小学生が5人位泊まらしていただきます。


山の仕事を体験したり


ひたすら田舎の道をテクテク歩いたこと


朝のひんやりした森の空気のにおい


雪や土や草や花が何よりのおもちゃであり


夜空の星や暮れていく夕日がどんなドラマより

心をぐっと動かしてくれる…


農家のおばあちゃんが作る

野菜やみそのおいしさ


学校では全くやったことのないことができて

とても良い思い出でした。


都会大好きな青春時代も

スキーや温泉旅行で

露天風呂にはいりながら


いつかはこういうところで

毎日、温泉に入って生活できたら理想だなぁ~って

思ったりしてました。


自分に子どもが生まれて

小学校3年生くらいになったら

1年位、春夏秋冬を味わわせてあげるためにも

そういう農村留学させてやりたいな…と思っていました。


でも、うちは二人だから、お金かかるな…。


っていうか、私も一緒にいきたいな。


だったら、私が引っ越せばいいのか!

そこで働けばいいんだし!


ってところ位から

「もし、移住したらどんな生活が待っているだろう?」と

いう妄想が始まりました。