今月の30日の札幌でのツアーファイナルを最後に私のお友達のミュージシャン、住岡梨奈ちゃんが活動を休止します。
※事の経緯は梨奈ちゃんのHPにあります:
今日は私と彼女の東京での物語を少し。
私は梨奈ちゃんのことを「すみちゃん」と呼んでいます。
すみちゃんと出会ったのはもう6−7年も前のことで、その時は人見知りでリスのような大きな瞳をしたそばかすの女の子、といった印象でした。初めてまともに話したのは確か、下北沢のbasement barでザ・ビートモーターズの秋葉正志くんの弾き語りライヴを観に行った時。たまたま隣の席で連絡先を交換したんだっけな。私の片想いのような形でシャイなすみちゃんにグイグイ、アプローチをかけているうちにお友達印を許してくれたような笑、そういった形で仲良くなりました。
はじめてのデートは私の行きつけのコーヒー屋さんに行った時。
お揃いの目玉焼きの靴下をあげたら、なんだかちょっと引かれてたけどそれも良い思い出ダ。
それからは度々会って、活動の岐路に立つ度に相談に乗り合ったり、愚痴ったり、私が写真を撮りたいとわがままをいって埼玉の果てについていってもらったこともあった(遠足みたいで楽しかったけど、あの時はすみませんでした)。
すみちゃんが撮ってくれた写真。巨大なトランポリンでキッズの好奇の目を浴びながら、ダンエレを持って飛ぶ女と、それを一眼レフで撮る女。変なコトにとことん付き合ってくれて、いつも天使だったな。
上の写真がこのような仕上がりに。UNOという作品の曲ごとのジャケ写を作るという特設サイトの企画にてお手伝いいただきました。ありがとう。。
2017年は明治神宮で初詣して、表参道でベビーカステラとりんご飴を買って、事務所のみんなに配る年賀状の写真を撮りに行ったこともあったね。酉年だからってふくろうカフェにいったけど、鳥がつながれて小さな部屋で暮らしていることに、少し悲しい気持ちになって静かに歩いて帰った気がする。
ふくろうといえば、ふくろうずの内田万里ちゃんことうっぴーの東名阪ライヴでもご一緒した。
他にも、私が今も続けている Reiny Friday というライヴのゲストで来てくれたり。開催日がハロウィンだったのでGhost Bustersのテーマを演奏する私の前で、ムンクの叫びマスクで踊ってくれたこともあった。「アレはなんだったのか?!」という感じもするけど、テラスハウスに出ていたなんだかんだデリケートな時期に、照れ屋さんのすみちゃんがあそこまでして私の小さなライヴを盛り立ててくれてすごく泣けたんだっけ。
こうやって逡巡すると、
ここに書ききれないほどの思い出があります。
だけど一番思い出に残っているのはすみちゃんの歌。
数える程しか見ることができなかったけど、私はすみちゃんの歌を聴くたびに、人目もはばからず泣いている。彼女の歌はほんっとうに素敵なんだもの。
ずっと戦友だって思っていたけど、これからは近くにいないから一緒に戦えない、仲間が去ってしまう、、と一瞬でも考えた私はバカだったと思う。きっとどこにいたって心を通わせながら、お互いの生きる道で一生懸命、戦っていくもんね。
彼女の幸せを願って。
ラスト札幌の成功を祈って。
新しい門出に祝杯!