Barclay シーズン2
「レスポール・ゴールドトップ」
(前回までのストーリー)



続きです。


結論から言うと、フロントに比べてリアの音量がかなり小さくてスッカスカのペラッペラの音だったのは、ピックアップの高さを調整することで解消されました。

しかし・・・



というお話です。


P-90というピックアップを使うのが初めてだからということもあり、まさかこんなにフロントとリアの高さに差がある状態で、しかもリアは

「ちょっ、こんなに上まであげたらボディから全部はみ出ちゃうんじゃない?」

っていうくらい上げて使うものだとは想定外でした。


調整前のリアの高さは8mm


満足な音量になるまでピックアップを高くしていって・・・

調整後は3mm
本当は2mmにしたかったくらいですが下にかましているスポンジのせいもあって限界でした。


これで一応はフロントの音量にリアの音量が追いつきました。

断線などの故障や不良ではなかったということではあります。




でもちょっとフロントとリアの高さが違い過ぎると思うんです。



その原因は2つあります。
(前回の記事を書いたあとで一つ増えました。)


まず一つは、
フロントとリアのピックアップの抵抗値が同じだったことです。


弦が振動する幅は、ナットとブリッジ付近は小さくて12フレット付近が大きいことにより、リアよりもフロントの方が音量も大きくなるものなので、リアピックアップを高く、フロントピックアップを低くセットすることでバランスを取るのですが、

その対策として、もうだいぶ前から出力の弱いピックアップがフロント用として普及するようになったわけです。

ところがこのピックアップは実測で

・フロント=6.90kΩ
・リア=6.86kΩ

でした。
0.04kΩ(=40Ω)は誤差として無視して構わないので、この2つは同じ抵抗値だということです。


ただでさえリアよりフロントを下げるのが一般的なピックアップなのに、もっと高さに差を付けないとバランスが取れないというわけです。


だけど、やっぱりここまでリアを高くするのはちょっと異常だと思うんです。
ピックアップが完全にボディから出てしまっています。




そこで、2つ目の原因。


ネックの取付け角度が、ヘッド側が下がっているのではないかと。




極端に描いてみるとこういう感じです。
リアの方が高くなりますね。




ただ、もしかするとエスカッションが無いから高過ぎるように感じるだけかもしれないというのもあります。


エスカッションを含めると、Gibsonはボディからピックアップ上部までの高さが14mmくらい。



ゴールドトップはエスカッションが無いから剥き出しの部分が多いけど16mmくらいなので、エスカッションのあるタイプと比べて2mmくらいしか変わらないんですね。



そこで、とりあえず
・フロント=6.4kΩ
・リア=7.3kΩ
のP-90を注文しておきました。

フロントよりもリアの方が出力が高い分、リアピックアップを下げられるので、フロントとリアの高さのバランスが少しは解消されるはずですよね。




「Yibuy」 (←何て読むの?)
読み方が分かりませんが安いのにあちこちで評判が良いので試してみます。


でも来週の水曜日まで来ないのかぁ。

うーむ。



で、配線なんですけど、回路そのものは前回のBarclayと全く同じでしたが、

色々とおかしな所があります(苦笑



何故か輪っかになってる所を通していてごちゃごちゃしてるんですよね。


ここもね。
ピックアップの線を外すのにも邪魔だし、付ける時も邪魔だったんじゃないの?



しかも、広告の裏に幼稚園児顔負けの手書きの配線図を描いてみたら、


ピックアップから普通は手前のVOLUMEに行くところをわざわざ遠い方のTONEのPOTに行ってから、別の配線材でVOLUMEのPOTに戻って来てます。

回路的にはどういう道順で遠回りしようと同じなので間違いではないのですが、

本当に(馬鹿正直に)回路図の通りの順番で配線してしまうと確かにTONEが先になるんですよね(爆


まぁ配線は全部やり直すので全然構いませんけどね。


とりあえずピックアップが届くまでネックのシムや角度を確認しようと思います。



かめ吉の甲羅のコケを落としている様子。




うーむ。


(続き)